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【調査記事】どうしたら女子高生はマンガを読むのか?

スポバトマンガ研究所の佐々木です。
すっかり女子高生たちとのコミュニケーションにもなれ、ようやく、地に足をつけて調査活動ができるメンタルコンディションが出来上がりました。
マンガ業界では、動画配信サイトや各種SNSに押され、
「最近の女子高生はマンガを読んでくれない」と、なかば化石化したような定説があります。
実際の調査データによると、マンガアプリ利用率は、

【マンガアプリ利用率】
<高校生>
 利用している 全体 58.2%(男子 59.2% 女子 57.6%)
<大学生>
 利用している 全体 58.1%(男子 58.4% 女子 58.0%)
「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co
https://lab.testee.co/comic-app2019

約半数以上が利用している実態があり、女子高生はマンガを読まないと一概に言えない数字が出ています。
そこで今回は、実際のところ、現役女子高生はどういうマンガライフを送っているのかインタビューにて調査を行いその実態に迫ろうと思います。

今回は都内近郊より女子高生5人を集め(マンガをよく読む人、読まない人)、それぞれ個人の意見として、マンガへの触れ方などを伺いました。

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それではさっそくインタビュー内容に入ります。マンガをよく読む人に質問です。

──普段はどうやってマンガを読んでますか?

さくら(ほぼ毎日読む):アプリです。LINEマンガが中心で、単行本は買いません。

あい
(週数回読む):私はLINEマンガだけです。

──アプリ内で課金などの購入行為はしますか?

さくら&あい:無料で読んでいます。

──どうして他のアプリではなく、LINEマンガを利用しているのですか?

さくら:インスタ(Instagram)で広告を見て読むようになりました。

あい:友達からオススメされてからハマって読むようになりました。

──では、マンガを読まない人たちに伺います。マンガを読まない理由を教えてください。

はるな(ほとんど読まない):子供の頃は読んでいたけど、今はメイクとかファッションに興味があるから、離れちゃった。インスタとかTwitterの広告で無料お試しって出ていると、ちょっと読むくらい。

みにい(全く読まない):読む時間がなくて、他のことより優先順位が低い。小さい頃はコミック全巻集めてたりしてました。アプリも使ったことないです。

ななか(全く読まない):マンガよりインスタやTwitterを見ちゃう。あと本買うと1冊500円くらいするし、カバンに入れるには大きいから紙の本も読まない(笑)

──マンガが嫌いなわけではない?

はるな&みにい&ななか:マンガ読むのは嫌いじゃないです。

──具体的に何に時間をつかってますか?

はるな&みにい:YouTubeで動画を見ることが多い。

──アニメは見ますか?  アニメ見て面白かったらマンガを読むことはある?

ななか:アニメは見るけど、アニメで充分って思う。

ここで、どのメディアでマンガを読んでもらうのが一番いいか、皆さんに実際に画面を見てもらいながらアンケートをとりました。

・YouTube(ボイス付き動画)
・Instagram
・マンガアプリ
・Twitter
・Webサイト
・note
・TicTok(ボイス付き)

──どのメディアが一番マンガを読みやすかったですか?

ななか:1番はTwitterで2番はインスタです。Twitterのほうが気軽に作者のアカウントをフォローできたり(インスタはフォローする人を考えちゃう)、いいねしたのを後で見返しやすいから。

みにい:インスタですね。広告でちらっとマンガ が出てきた時に読む機会があるのと、使用頻度が高いから。2番目はTwitterでバズったマンガ は読みたくなるから。

はるな:インスタです。マンガ の画像をちょくちょく検索するので、オススメで出てくる画像を見ルことが多い。TwitterでもRTとか他人がいいねしたのがタイムラインに流れてくるからそれは読みます。

あい:やっぱりマンガはマンガで集中したいのでマンガアプリがいい。
次はインスタ。これは開いてる時間が多いから。あとYouTubeの音付きのマンガはテンションあがるのでもっと見たい。

さくら:開く頻度が高いので、1位はインスタ。開いた時に作者が投稿してたら読む。でも実際にマンガを一番読むのはマンガアプリ。曜日ごとに更新されるので更新日になったら、0時に待機してる(笑)

ここでは圧倒的にインスタが支持を獲得しました。
やはり、普段から常に開いているアプリということで、生活に食い込んでいるそうで、空き時間さえあれば見るという女子高生たちの共通した行動が垣間見えました。

──ちなみにここ1年以内に紙の本読んだことありますか?

全員:・・・・・・。

やはり残念ながら、紙の本は読まれないようです・・・。

──それでは最後の質問になりますが、こんなメディアだったらマンガを読んでもいいというようなアイディアがあったら教えてください。

はるな:学校で使う歴史の教科書をマンガにしてほしい!

あい:全く同じアイディアです笑。マンガで読むと頭に入ると思う。

みにい:電車の広告が全部マンガだったら嬉しい。通学時間とか辛いから。

さくら:音ありのマンガがもっと欲しい。YouTubeで流れてたら何かしながら聞いてマンガを楽しめるから。

ななか:私も電車の広告ですね。たまにTwitterでバズったりする広告もあるから気になってみちゃう。

教科書をマンガにするという高校生らしい意見もあれば、電車広告という意外なアイディアも出てきました。電車広告は普段からマンガの広告として活用しますが、マンガを読まない女子高生たちにも有効であるということがある程度実証できたのではないでしょうか。

本日のまとめ

1. マンガを読む・読まないに関わらず女子高生が触れるメディアは圧倒的にInstagramである。読者層を広げるためにマンガの宣伝担当はInstagramを今以上に活用したほうが良い。

2. 紙の本は読まれないことが多いので、女子高生たちに届けるにはデジタル上の戦略が必要。

3. 女子高生たちは交通広告を思った以上に見ている。


実際に女子高生からリアルな会話を引き出すことによって、読者のイメージが具体化できましたし、どう届けたらいいのかより知見が深まる会となりました。

ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!




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