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「雨中の戦い エスパルス不完全燃焼でも・・・」

J1リーグ 清水エスパルス vs 浦和レッズ

2022年7月16日 @アイスタスタジアム


 リカルド新監督の元、前節最下位を脱出した清水エスパルスにとって、勝ち点5差の浦和レッズとの戦いは勝利をしたかったゲームだった。

 雨が降りしきる中、丁寧にボールをつなげて組み立てていくエスパルスは、前半7分、DF29山原怜音のミドルをGK西川周作にクリアされる。
そのCKのチャンスにショートコーナーで仕掛けるエスパルス。最後はファーサイドに待ち構えていたMF10カルリーニョスがシュートを放つものの、再び西川の左足一本で防がれてしまう。すると42分、レッズ松尾佑介にミドルシュートのこぼれ球を押し込まれて先制されてしまう。

REDS 2点目のリアクション

 後半28分レッズが右サイドを崩すと、エスパルスはオウンゴールで再び失点。ホームでの勝利を欲しているエスパルスは、34分FKのチャンスで山原が右足で蹴りだした「高速ブレ球ミドル」を決める。プロ初ゴールがあまりにも素晴らしかったので「左サイドが手薄な日本代表に呼んでくれ~」と、エスパルスサポーターは思ったに違いない。山原自身も「初ゴールは自分としても意識していたし、一生に一度の初ゴールをこのアイスタに持ってくることが出来たのは自分にとってはうれしいし、サポーターの前で取れたというのは良かったと思います」と答えていた。

エスパルス 得点後リアクション

その後も、ホームで負けられないエスパルスは、反撃するものの交代選手の効果が薄く、11本のシュートを放ちながらも1得点に終わり敗戦。
 試合翌日に、エスパルスは右サイド補強として、ヤゴ・ピカチュウの加入を発表した。山原が機能している左サイドに比べて停滞気味の右サイドの起爆剤となることが期待されるが、欧州から復帰した北川も含めて、チーム内でのコンビネーションを確立しなくては、勝利には、なかなか辿り着かない。リカルド新監督の手腕に期待するしかない。

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