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知らぬ間に自分の居心地の良い情報を引き寄せている

前回、
「誹謗中傷」と「感情・思考の観察」と「リズム運動+マインドフルネス」

を書きましたが、少し付け加えます。

インターネットが一般の家庭に入り始めたのは、1995年11月、Windows95日本語版が発売されてからでしょう。

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私は、その翌々年にパソコンを購入しました。プロバイダーに加入して、最初のホームページを作成したのが1997年12月でした。それから23年の月日が流れました。閲覧方法・交流方法も、ホームページから掲示板、ブログをからツイッター、ミクシー、フェイスブック、ライン、ユーチューブ、インスタグラムなどへと変化してきました。

以前ならば図書館や本屋さんへ行って、そこから知りたい情報を入手していましたが、今では、何でもググれば情報を瞬時に得ることができます。週刊誌を買わなければ得られなかった情報も、あっという間に情報がネット世界を駆け巡ります。当然、ウソやデマもあるわけですが、そのウソやデマでさえも、かなりの速さで訂正・修正されていきます。

知らなくても良い情報まで入り込み、人々は情報過多に陥っています。いつでもアタマの中は情報処理に大忙しです。

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さて、なんでこんな事を書いたかというと、インターネットの普及のおかげで、もちろん、良い面が多いわけですが、悪い面のひとつとして、

自分の好む情報だけをチョイスして、その世界が、あたかも「一般の世の中」であると錯覚してしまう恐れがあります。

更に近年では、ビッグデータやパーソナルデータの活用で、個々の好みの情報がコマーシャルされたりアナウンスされたりするようになりました。

自分自身の心の中に、「差別」「偏見」が僅かでもあると、その「差別」「偏見」のニュースやコラムや書き込みに引き寄せられて、さらにその思いが増幅され、更にそれらの情報を好んで閲覧するようになってしまう。それは、まさに自己マインドコントロール状態です。

また、逆に「誹謗中傷」などを規制しようと政権が動くと、「政権批判」にも規制が入るのではないかと拡大解釈する方もいます。

テレビに関しても、ドラマなのだから、映画なのだから、ヤラセなのだから、と一歩引いてテレビを観ている視聴者もいれば、自分自身を投影して、気が付くと感情移入してしまう視聴者もいます。この場合も良い面だけでなく悪い面もあります(もちろん年齢による経験値にもよりますが、生きてきた時代背景もあるでしょう)。

これらの自分自身のバイアスを、どうすればフラットにできるのでしょうか?

・自分の立ち位置を確認する。
・自分に都合の良い情報だけを引き寄せていないかを常に自分自身に問う。
・集団イジメへとつながる世の中の批判大勢に乗っかっていないかを知る。

要するに「己を知る」「自分のエゴを知る」、ということになります。

そのためには、少し離れたところから自分自身を見る「自己客観視」を鍛えることが必要です。

・私にとってポジティブなもの、ネガティブなものは何なのか?
・私にはどのような過去の経験があって、現在このように感じているのか?
・どのような自分の育った家庭環境が今の私が作り出しているのか?

もし、何にも該当せず、思い当たることがなければ、記憶のない子ども時代のネガティブな出来事かもしれないし、更には前世から持ち越している状態が影響しているのかもしれません。

ならば、性格診断で・・・・エニアグラム、16タイプ性格診断などがありますが、あまりにのめり込むと、自己啓発関連へと誘導されますのでご注意ください。己を知る手掛かりにはなるかもしれませんので、参考程度に留めておくことをお勧めします。

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