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11.目に見えないものに惹かれて~「音の世界」~音楽療法、ディジュリドゥetc

今回は「音」についてです。目にみえないものに惹かれていったわけですが、「トマティス理論<&音楽療法>」「倍音効果<ディジュリドゥ、ホーミー>」を知りました。

●トマティス理論

トマティス理論は、フランスの耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士(1920-2001年)が1947年から開発、研究を重ね、完成させた聴覚、心理、発声改善法です。人間の声には、聞き取れない音は含まれないという法則を見つけました。

第1法則
耳で聴き取れない音は発音できない。
第2法則
聴覚の改善により発声にも変化が現れる。
第3法則
聴覚の改善後、発声の改善も定着させる事ができる。

聴覚トレーニングを応用することで、学習、心理、外国語学習、音楽、スポーツ、受験準備、学習困難、聴覚過敏、ストレス、言語障害、マタニティ、高齢者脳活性化などの向上・改善が図られるようです。

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●音楽療法

自律神経系、免疫系、ホルモン系への音楽の影響から、確実な音楽療法の有効性についてのエビデンスが構築されつつあります。 医療領域では音楽による不安軽減や疼痛緩和効果が明らかになっています。

終末期医療では、音楽療法を受けた人と受けなかった人の比較 で、受けた人の方が寿命が長かったという報告があります。認知症高齢者領域では、不安と不穏そして敵意の軽減があげられま す。また音楽療法の実施後に、免疫に関わるNK細胞の活性化が認 められます。障害児・者領域では、心と体の発達支援に役立つことが分かっています。

モーツァルト療法については上記をご覧ください。特にモーツァルトの音楽だけが良いというわけではなさそうです。
モーツァルトやクラシック音楽は人の健康に良いだけでなく、家畜の生育や野菜の発育などにも効用があるとも云われていますが、果たして・・・??

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●倍音効果

私たちが普段聞いている音の中には、様々な音が含まれています。聞こえていなくても、様々な音が鳴っています。これを自然倍音といい、鳴っている音の中で一番低い音の成分を「基音」、それ以外の成分を「上音」と呼びます。倍音とは、上音の中で、周波数が基音の整数倍(2倍、3倍…)に該当する音のこと。

この倍音が特に多く含まれている楽器や発声方法があります。

倍音は、ストレスが軽減し、リラックスでき、自然治癒力も高まるとも云われています。
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◆ディジュリドゥ

オーストラリアの先住民アボリジニの金管楽器で、シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られます。

2000年7月、散歩をしていると家の近くの公園で、ものすごい低い地鳴りのような音が響いていた。 なんだ?この音は??? 音の方向に引き寄せられ近づくと、なが~い筒のような ものを口をあて、ず~っと音を出している。う~む・・・楽器なのか?そのときは、ただ すごい音だなと思った。
一ヵ月後、家族でケアンズに旅行に行った。そこのキュランダ観光でアボリジニの吹くディジュリドゥに出逢う。まさにこの「音」だった。
帰国後、どうしてもディジュリドゥが気になり、近くでディジュリドゥのワークショップをやっている所があったので一日体験参加した。
その後、循環呼吸法(空気を吸っているときも鼻から 空気を吸って口の中の空気を吐き出して音を切らさずに鳴らし続ける)もマスターした。

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で、現在、我が家にあるディジュリドゥ
左:ディジュリドゥ(120cm)・・ユーカリの木をくり抜いたもの。凄く重いです。
真ん中:ディジュリボーン・・コレは塩ビで軽い。伸び縮みしてキーが変えられる。
右:コンパクト・ディジュリドゥ(トラベル・ディジュリドゥとも)・・・小さいけど、かなりディジュに近い音が出せます。

ディジュリドゥの音色を聴いてみてください。アタマ空っぽになりますよ(笑)

循環呼吸法は、腹式呼吸となりますので自律神経を調節する(副交感神経を優位にする)働きや、全身の筋肉を弛緩させる働き、そして横隔膜を上下させ、腹圧が変化することによる便通を改善する働きなどがあると言われています。
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◆ホーミー

西部オイラト諸族(モンゴル国西部と中国新疆ウイグル自治区北部に居住)に伝わる喉歌と呼ばれる歌唱法。一連の倍音列からなる山が発生し、その音が口笛のような高い音として認識される歌い方。

この歌い方も一生懸命、練習しました。だいぶ倍音が出るようになっていますが披露するまでには至っていません。そういえば、ユーミンの歌声にも倍音が多く含まれているとか、何処かで聞いたことがあるような・・・。
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◆「1/fゆらぎ」の音も研究されています。
1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)とは、パワー(スペクトル密度)が周波数 f に反比例するゆらぎのこと。ただし f は 0 より大きい、有限な範囲をとるものとする。
 自然現象においても見ることができ、具体例としては人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、蛍の光り方などがある。また物性的には、金属の抵抗、ネットワーク情報流が例として挙げられる。
 1/fゆらぎの効果は世界中で研究されており、「1/fゆらぎに関する国際シンポジウム」が 40年以上にわたって2年ごとに世界各国持ちまわりで開催されている。
人間の生体は五感を通して外界から 1/f ゆらぎ を感知すると、生体リズムと共鳴し、自律神経が整えられ、 精神が安定し、 活力が湧くと考えられている。https://ja.wikipedia.org/wiki/1/f%E3%82%86%E3%82%89%E3%81%8E
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「音の世界」といえば、「ヘミシンク」もありますね。次回投稿します。


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