【究極の景色】99%は富士山の楽しみ方を間違えている
99%は富士山の楽しみ方を間違えている
そんなこと言うと大ベテランの方に『登山初心者のお前に何がわかるんだよ!!?』とお叱りを受けそうですが、
「あんたは脳にこびりつくような究極の景色をみたことがあるかい?」
と逆にクエスチョンをかましてもいいです。
登り方のテクニック。どのルートが良いとかそんな話をしようと思ってるわけじゃないんですよ。
究極の景色の話です。
富士山でパッと思いつくのは【日の出】ではないでしょうか?
河口湖が真下に
かすかに見える街並み広大な山脈。
恐ろしいほど近い入道雲。
感動を覚えるコントラストからでてくる太陽のまっすぐな光
山林の長い道中の苦労。前日の準備から車に乗って富士山の五合目を目指す高速道路の風景。様々なストーリーが日の出の感動と共に完結する
そんな一瞬を求めて毎年何万人という登山者が頂上を目指すことと思います。
ただ、特別な一瞬もありますが、もっと究極の景色というのを富士山で感じられる瞬間があるんですよ
結論:富士山の日の入りは究極
私がそれを体験したのは大学生の時です。
富士登山というものが大好きでそれ以前より三回登頂していました。
大雨の時もあり、完璧と言える初日の出を見たこともありました。
その一瞬を味わえたのは【偶然の産物】であったのですが、その時も混雑をさけて初日の出は九合目あたりで見て、頂上をお昼ごろでゆっくりしようと計画を立てて登頂を目指しておりました。
しかし、ある一人が高山病にかかり、大幅に予定オーバーで進んでしまったのです。
そこは時間だけは無限にある大学生。
辛いけどここでリタイアするのはもったいない。
頂上までやりきろうと決断をし、ゆっくりではありますが登頂することに成功したんですよ。
早く下山しないと森の中で夜を迎えてしまうと焦ってたんですが、頭が言っちゃってたんでしょうね。
そこで頂上をぐるりと回るお鉢巡りをしようとなったんです。
午後16:00ぐらいだったかと
いつもは渋谷レベルの人口密集地である富士山の頂上。
だーーれもいない。
地球上で我々だけが生き残ったかのような。
そんなだれもいない富士山の頂上。
そして【日の入り】瞬間です。
今でも脳みそにこびりついた景色。
そんな経験過去にも今現在に至るまで絶対に体験しようがない
どんどん落ちる太陽が光と影しか作らない
日が落ちたらどうしようという恐怖も交じり、緊張と感動をあわせもったあの景色は自分を飲み込んでいくような感覚に落ちていったことを手に取るように思い出すことができます。
あれは日が落ちたら真っ暗の中を下山しなければならない恐怖と吸い込まれるような感覚がおりなす、【究極の景色】だったと確信しております。
人生で忘れられない究極の景色はありますか?と問われたら
間違いなくあの一瞬だったと答えることができます。
そんな経験からくる話。いつかはもう一回と思いますが、二度と味わえない瞬間だったのだと
あなたは、そんな【究極の景色】に立ち会ったことはありますか?
魂のごちそう
富士山の日の入りの景色は別格
ひりつくような緊張感と雲一つない天気が合いまった瞬間に【究極の景色】に立ち会えます。
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