第18期飯田正人杯・最高位戦Classic準決勝 6回戦〜醒めやらぬ夢物語
5回戦終了時のトータルptがこちら
ジャンプアップの石井プロを除けばトータル首位。
かなり有利な位置です。
同卓が
5位 新津プロ
6位 木原プロ
9位 岩松プロ
卓内で2位以内であれば
別卓で3人に抜かれる事は無いに等しいので、ほぼ決勝進出。
ただ卓内3位だと
別卓で2人に抜かれる事はあるので、その場合6位で敗退です。
・東1局 親 木原プロ
中盤、平和のみの聴牌。
發ポン、加カンしている木原プロに対して⑦切るかどうか。
手出しが②④のカンチャン外し、5索、最終が⑥です。
⑦押すかで長考。
これを
押します……!
この時押した理由として
⑦⑧⑧⑧や⑥⑧⑧⑧などの形は否定されてるので
この手で高打点が出て来る時ってトイトイだと思いました。
仮にトイトイを聴牌しているところに⑧引いて⑥手出しでカン⑦に刺さるって事は、
7700だった場合3900に打点下げてる事になるんで、これはほぼ無いと。
んで、打⑥が聴牌打牌だった時はカン⑦出てくる事があると思うんですが
その場合筒子が②④⑥⑥⑧⑨だったって事で
⑨から切ってる事に少し違和感あって。
もちろんこの手順になる事もあると思います
ただ、この時は放銃打点3900なので、自分は1000点なれど和了の偉いClassicであれば押す価値あるのかな、と思いました。
ただ、
後ほど検証すると抜けていた高打点が2つあって
まずダブ東が配牌で暗刻だった時。
新津代表の東を鳴いていないので、後重なりしたとしても待ちになっているのが普通かなと思って軽視していました。
もう一つは、⑤⑧待ちの聴牌に⑦を引いて打⑥でトイトイに受け替えるケース。
例えば打5索の時、こういう形の發のみ高めドラみたいな聴牌だとしたら
雀頭が場に見えていない東や中だった場合はトイトイに移行するのがごく自然です。
なので、この⑦は打っちゃ駄目でした。
結果は岩松プロの12000放銃でしたが
自分の甘い読みで12000放銃してたとしてもおかしくなかったです。
自分の目標は卓内2位なので
新津代表とまだpt差がありラスを引く可能性が下がった今は徹底的に守りに入ります。
しかし
・東3局 親 新津プロ
自分満貫親被りの後、
平和ドラドラ5800を代表が和了
トータルpt500点躱されます。
この状態は6位敗退の可能性があるので
この後は手を組み始めます
・東3局1本場
七対子ドラ単騎聴牌。
しかし既に山にいなかった様で流局。
これ、映像観返して気が付いたんですが
僕、聴牌した後の摸打が闇聴なのに立直後と同じモーションになってますwww
これはあかんね。
全然自分では気が付かなかったです🥹
・東4局 親 岩松プロ
歪な牌姿のメンホン聴牌。
7索枯れてて和了れる気はしてなかったですが
ツモ抽選受けられないまま木原プロが役無しをツモ。
もうちょっと抽選受けたかった……🥹
・南2局 親 川岸
以前として代表より500点下。
配牌で中が対子。
これを仕掛けて1500点が喉から手が出るほど欲しい……!🫳
中盤
自分がここから何を切ろうかという最中
木原プロに世にも恐ろしい闇聴が入っています。
そんな事はつゆ知らず
ターツが足りて、安全度で四から切ります。
解説・新井プロ「こ、これ次安牌引いたら③じゃない!?ヤバいヤバい……!」
正しくその通りである。
自分で観ていてハラハラする笑。
次のツモは…………
五萬!!セエェェェフ😫
次巡、木原プロ手出し③で④⑦に待ち替えで
③が助かったかと思った矢先
ツモ④。
この時、自分は「まだ和了りたい」と思っていました。
やはりこの並びで6位敗退は後悔が残ると思っていました。
じゃあ、もっと5回戦とか早い段階でリスク取るべきところあったんじゃない?って声があると思います
全くもって仰る通りだと思います。
「リスク取らない大作戦」でここまで追い込まれて
この木原プロの満貫に飛び込んでいたらたぶん素点足りなくて敗退でした。
勝負を先延ばしにする事が多いのが自分の弱い所だと思います。
兎にも角にも反省は後にするとして
ここで何選ぶかなのですが
中盤過ぎても顔を見せないのは不自然な中は、
安全圏に居る木原プロが抱えているか、他2人と持ち持ちの可能性が高いと考えました。
②⑤の景色が良い事も後押しし、打中となりました。
なので、ここは特に木原プロを警戒していて安全な牌を選んだ訳では無く
単に自分都合で打った中でした。
結果
聴牌せぬまま岩松プロの立直を受け撤退。
そして
手詰まった新津プロがこの立直に放銃となり
自分は再び卓内2位へ。
この並びのまま
オーラス岩松プロのラス親は、静かに流局となりました。
トータル3位にてClassic決勝戦進出!!
南2局ツモ五萬の時に2切れの字牌などを引かなかった事
それから、海底ずらしのチーを出来る牌が木原プロから打たれた事
(これは結果が変わっていたか誰にもわからないですが、このチーで代表に無筋を送り込む事が出来たかもしれません)
自分にとって非常に恵まれた偶然が重なった結果でした。
インタビューでも話した通りですが
夢かな?と思いました。
自分は北海道で私設リーグを催しておりますが
いつも教わる側で、まだまだ発展途上であると自覚しています。
自分より二重も三重も強い選手が山ほど居る中で
先に僕にG1タイトル挑戦権が巡ってくるなど
夢にも見た事がありません。
MC・後藤プロに決勝進出を告げられた瞬間です。
自分に「お疲れ様」と言ってあげたいです。
次の記事で、Classic自戦記は終わりです。
あとちょっとだけ夢物語にお付き合い下さいませ。
明日は、自分の居ないClassic決勝2日目です。
しっかりとこの目に顛末を焼き付けたいと思います。
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