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初心者(33歳)の英語学習は孤独で辛い。挫折しそうだよー

英語が苦手なことにずっとコンプレックスを感じている。
大学の授業では超日本語訛りのスピーチを披露して、「なんであんな発音で単位が取れるのか」と帰国子女の同級生に言われたことがある。
高校生の頃なんかは、皆横一列で自分が英語ができないことを気にしていなかったけど、大学生になって留学してる人もごく普通にいるし、社会人になれば平然と海外出張してる友人や、MBAを取ってばりばり活躍してる知人もいて、いつの間に勉強してたんだろう。すごいなあ。
わたしは今33歳で「英語が使えるようになることが目標」で、彼らのような「英語はあくまでも手段」、という次元には到底及ばない。
で、英語使って何したいわけ?と聞かれても、だってとにかくかっこいいもん!という階層にいる人間です。書いていて恥ずかしいよ…

まあでも自分のなかで何かしら成長できれば御の字ということで。
英語話せたらかっこいい!というのもそうだけど、欧米の対等な人間関係にもとても憧れている。
こんにちは、気分はどう?僕もいいよ、ありがとう。このお店は初めて?いいね、ようこそ。今日は何にしますか。
というようなやりとりがレストランで高速でなされていて、日本には決してない文化で、いいよなあ。もし英語がわかれば、これに触れることができるのに。
それから、村上春樹の遠い太鼓を読んだことも英語学習を始めるきっかけになる。作者が3年間ギリシャやイタリアで生活していた時のエッセイで、その空気感がなんて日本とは違うんだろうと感動したのだ。
ではLet's get started!(YouTuberがいつも言ってるやつ)

発音記号さえマスターすればいいと思っていた
初めは英語学習に対してかなり認識を間違っていて、それはそれは紆余曲折をしている。(今もそうかも)
一応受験のために英語は勉強したし基礎はできているから、聞き取れればいいのだろうと思いこみ、初めに「英語耳」という参考書を買う。発音できなければ聞こえるようにはならない、というような内容で、CDとともに発音記号ひとつひとつの発音の仕方が解説されていた。日本語にはない音をひたすら練習する。確か「英語耳」には、発音をマスターした上で、好きな英語の曲を一曲決めて何百回も聞けば、違う曲でもおのずと英語が聞き取れるようになっているとも書いてあって、これも実践するも、全くそんなことにはならなかった。Amazonの口コミでは皆おかげさまで英語耳ができていたのに!ということで挫折して、しばらく英語には触れなくなる。

単語帳から再出発するも、やり方をミスる
その後また頑張ろうと思い立ち、別の参考書を立ち読みしてみる。
本によれば、はじめに単語で基礎固めをしたのち、中学英語の文法、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの順で進むべしということが細やかに書いてあって、そうであったかあ!と思い直す。
とにかく話さないと意味なしというご意見もあるが、インプットもないのにアウトプットしても意味ないよというご意見もあるので、わたしは後者のルートで進むことにする。
Duo3.0という単語帳を買う。560本の英文に1600個の英単語と1000個の英熟語が盛り込んであるというスタイルで、単語の実際の使い方がわかっていいかなと思って選んだ。
単語は「1日200個×5日」を6セット繰り返し、一ヶ月で1000個ずつ覚えるべしと他の参考書に書いてあったので、やってみることにする。
で、覚えるってどうやるんだっけ?と思い、Duoの例文を6回ずつノートに書いてみることにする。本当につらかった。もはや写経である。
ようやく終わったか?と思い、何気なく単語を一つ取り出してみたら、全く覚えていなかった。勉強の得手、不得手にかかわらず6周もすれば誰でも覚えると書いてあったのに!今思えばやり方がよくなくて、
You ought to think over whether the premise is valid or not.
「その前提が妥当かよく考えるべきだ。」とまるっと文章の意味で覚えていて、「premise=前提」とは覚えられていなかったのである。
この時点で英語学習を思い立ってから1年くらい経っている。悲しいよ〜

アプリで単語帳を作る
ということで、「WordHolic」というアプリをスマホに入れ、Duoで覚えてない単語を見直し、アプリでオリジナルの単語カードを作ることにする。さらっと書いたけど、覚えていない単語が1500個くらいあって、それをエクセルでぽちぽち打ち込み、csvにして取り込むという作業をしていて、これもけっこうだるかった。手書きの単語帳にしなかったのは、アプリだと発音もわかるし、あとから検索もできて便利だと思ったからだ。
1ヶ月くらいかけてようやく覚える。6周しても時間が経てば忘れてるけどね!どれだけ記憶力ないの。

単語を覚えても聞き取れない
Duoの冒頭には「英文560本を60分(CDの収録時間)で聞き取れるようにすること」を達成目標として書いてあるので、いざ聞いてみる。もちろん全然聞き取れませーん。 毎度おなじみの流れである。発音できないと聞き取れるようにはならないということで、CDを流し、まったく同じように上から被せてみる。これができない。
We must respect the will of the individual.
ウィー マスト リスペクト ザ ウィル オブ ザ インディビジュアル
と読むと、全く追いつかない。んーなんて言ってるんだ?と0.5倍速で何度も聞く。「ウィル オブ ザ」がどうやら「ウィロビ」と言っているようだ。
という具合でやっていくので、1周するのに1日3時間、2週間かかる。
CD2周目に取り掛かる。今度は0.5倍速にしなくてもいいが、何度も聞かないと聞き取れない。これもまた同じくらい時間がかかる。でもなんとかやる。この時点ではCDの音声に完全に被せていたので、自分の発音は聞いていなかった。ということで3周目はプラスα自分の発音を聞く。やっぱり全然言えてないし、すごく日本語っぽいので、できるだけ修正する。これもすごい時間がかかる。これ、家でしかできないことなので、家の中で毎日3時間めちゃくちゃ苦行なのである。おしゃれなカフェで勉強してぇ。モチベーションが下がりできない日も挟みつつ、なんとかやる。
そして一昨日から4週目に入った。2、3回で聞き取れるかなレベル。どうせ完璧には発音できないので、まあこんなもんかでサクサク進むことにする。今まで1日5セクションやるのに3時間かかっていたが、1時間半に減り、けっこう負担が減る。

多読も始める
Duoばっかりやっていてもしょうがないので、ぼちぼち他のことにも手を付ける。リーディングのトレーニングにと、その名もラダートレーニングという英語学習者向けの多読用の本を読む。
ごんぎつねでは涙し、走れメロスは心揺さぶられ、アンネフランク物語ではホロコーストに落ち込んだ。という具合に、色々なジャンルがあり、一冊読めたぞという達成感とか、Duoで覚えた単語がけっこう使われているんだなあと実感したりしている。今はフランケンシュタインを読んでいて、ラダートレーニングのレベルを3に上げたため、けっこうつっかえながら時間がかかってしまっている。レベル3というのは、TOEIC400点以上だそう。まだまだだなあ。英文を読むとすごく緊張してしまうので、そういう意味でもいい加減慣れたい。

ようやく半分くらいまで読んだ

NHKラジオ英会話も聴き始める
あとはNHKラジオ英会話を1日15分聴いている。テキストは見ずに聞き取れるか試していて、日によって全然わからないこともあり、一喜一憂している。
こちらもDuoで覚えた単語に遭遇することがあり、やはり土台は単語よね…と身に沁みる。
散歩の時のBGMくらいの軽い感じなので、もうちょっとちゃんと取り組もうと思う。キーフレーズが空で言えるようにすることと、英作文も自分で組み立てられるように。
先生が優しくて癒されます。

まずは挫折しないように頑張ります
Duoが1回で聞き取れるようになったら、違う教材でまた音読とかしつつ、英作文の参考書にも手をつけようと思う。しばらくは無職でいる予定なので、少しは成長できているといいな。TOEICとか受けようかなあ。800点とか取れたら履歴書にも書けるから目標にしたいが、高すぎるか。単語に取り組み始めてから早2ヶ月が経った。心折れそうになりながら、何とか続いているか?とにかくまずは挫折しないペースで頑張ります。

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