今週のハウス新譜チェック 5.16-5.17
ハウスミュージックラウンジ「秋葉原住宅」棟梁のspinn.teramotoがその年の新譜をチェックしご紹介する世界の新築ハウスの展示場、「Antenna 2020」。毎週土曜日は「いつものアーティスト・いつものレーベルの新譜チェック」、そして日曜日は「いつもと違うジャンルやアーティストを探る」という方針でチェックしています。
ご紹介するのは、すべて僕が実際にダウンロード購入した曲。真剣勝負で選んだ楽曲たちです。さっそくご紹介していきますよ!
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1. Demarkus Lewis- Emotional Landslide (Original Mix)
土曜の新譜チェック1曲目は、いつもお世話になっております、テキサス州ダラスのDemarkus Lewisで「Emotional Landslide」。軽やかさが嬉しい曲。リリースはカナダ・バンクーバーの老舗Nordic Trax から。Demarkus Lewis、安定と信頼です…。
2. Roland Nights and Man Go Funk - The Underground (Original Mix)
続いては、シカゴから素敵なハウスを安定供給してくれる老舗レーベルのLarge Musicから、Roland NightsとMan Go Funkで「The Underground」。こちらでも軽やかに舞うフルートにきらめくピアノのリフレインが心地よく、重いキックとベースがしっかりと身体を揺らしてくれます。その上、「Undergroundとは…」というありがたいお話も聞けてしまうナイス説教ハウス。最高です。
3. Rolhay - Some Nuts (Original Mix)
ロシア第二の工業都市、ニジニ・ノヴゴロドに拠点を置くハウス系レーベルMoissからは、ハンガリーのブダペスト在住のアーティストRohlayのEPから、Tr.1で「Some Nuts」が良かった。変幻自在に姿をかえていくシンセベースを追っかけてるだけで気持ちいい曲。Tr.2もヒロシ・ワタナベさんにもイメージがつながるような心地よいシンセハウスで素敵。上にリンクした動画で2曲とも視聴できます。
4. Mousse T. feat. Sharon Phillips - Maybe in May (Reel People Remix)
土曜日ラストはこちら。ハンガリーでトルコ人の両親から生まれ、1989年から活動を続けている御年53歳のドイツのベテランであり、信頼のPeppermint Jamレーベルを率いるMousse T.「Maybe in May」の、これまたロンドンを拠点に活動する信頼のReel Peopleリミックス。BPM110とゆったりしたリズムで、優しく暖かく僕らを包むこの心地よさ、知らず知らずのうちに笑顔になっちゃう感じ、最高です。
5. Made By Pete Ft. Jinadu - Beautiful Silence
ここからは新しい出会いを求めてBeatportの棚を彷徨っていく日曜日の新譜チェックです。1曲目の出会いは、アフロハウスでUKのアーティストMade by Peteの曲。ボーカルにはかつてJimpsterとも共演したこともあるJinaduがfフィーチャリングされてます。乾いた音色にじわじわ上がるこの熱量が最高です。かっけえ。
9. Mollono.Bass - Furaha Ya Kucheza
こちらもアフロハウスのエリアで出会った素敵曲です。ドイツのアーティストMollono.bassが、自ら率いる3000° Recordsからリリースした「Furaha Ya Kucheza」、google翻訳によればスワヒリ語で「fun to play」って意味みたい。子供の声がカワイイけれど、キリッとした音像は超クール。
10. Foxtrot - Feel Good
今週最後の出会いは、エレクトロハウスのエリアから。オランダ・アムステルダムのレーベルDirty Dutch Musicからリリースされた、Foxtrotで「Feel Good」。レーベル名の期待を裏切らない、ワルーい音がします。きれいめ上品めのミックスの流れの中に、こういう曲をピリッと効かせるのが好き。
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【今週の1pick】Mousse T. feat. Sharon Phillips - Maybe in May (Reel People Remix)
ということで、今週は10曲のハウスをご紹介しました。そこからあえて1曲をピックするなら、今回はMousse T.の「Maybe inMay」をあげたいと思います。これ、ほんと良い曲…。
withコロナの時代、おそらく僕らはパーティをまずは「屋外」から取り戻していけるんじゃないかと考えているのですが、これから夏へと向かっていく屋外でみんなで聴いて笑顔になる、そんなイメージが浮かび上がってきた曲でした。たとえばビーチで、美しい夕焼けと共に、みんなで聴けたら最高じゃないかなって。
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2020年のハウスミュージック新譜はこちらから!
「秋葉原住宅」として今年の新譜をピックアップし、蓄積しているプレイリストはこちらです。現時点で99曲集まりました。
Spotifyで聴けば、(わずかかもしれないけれど)各アーティストの収入にもつながるはずです。ハウスを愛する皆さん、よかったらぜひこちらのプレイリストをお楽しみください。よろしくお願いします。
ということで以上、今週の新築ハウスの住宅展示noteでした。
それではまた来週お会いしましょう。Let There Be House!
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