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『世界の絶景パレット100』で色どり豊かな旅を楽しもう!

こんにちは。旅好きライターのしおりです。これまで国内は36都道府県、海外は9つの国や地域を旅してきました。

行ってみたい場所がたくさんあるのに、なかなか明ける気配を見せないコロナ禍。自由に海外へ行けるのはいつになることやら……旅行欲が高まっている方も多いのではないでしょうか?

目的地を検討するところから旅は始まっている、と私は考えています。この記事を読んでくださっているあなたは、普段どんな風に旅先を決めていますか?
「友達が良かったと言っていた国」
「インスタのおすすめに出てきた綺麗な都市」
「推しの写真集のロケ地」
……などなど、きっと色々な理由があるのではないでしょうか。

では、旅先を「色」から決めた経験はありますか? 今回は、そんな決め方にピッタリの本をご紹介します!

『世界の絶景パレット100』

世界中の絶景スポットを12色に分けて紹介

鮮やかなLIGHT BLUEの海にぽつんと浮かぶ小さな島。表紙からパッと目を惹く本書には、世界中の絶景スポットが「色」別に収録されています。その数、なんと12色! 1色あたり5~14ヶ所の計100スポット+日本の12スポットが掲載されています。

【色別索引】
BLUE / LIGHT BLUE / PURPLE / RED / PINK / ORANGE / YELLOW / GREEN / BROWN / WHITE / BLACK / GRAY

各スポットのページには美しい写真はもちろん、以下の情報が掲載されているので、具体的に旅行するイメージを持てるのが特徴です。

【掲載情報】
スポットの説明、旅の予算、ベストシーズン、言葉(現地語)、日本からのアクセス、旅のヒント(実際にその地を旅した人の口コミ情報)

特に『旅のヒント』にはお役立ち情報がコンパクトにまとまっていて、より具体的に旅を思い描くことができ、ワクワクさせられます。たとえば『PINK』の章より、セネガルのレトバ湖のページには、こんなヒントが記載されています。

「セネガルは日本でも人気の保湿クリーム、シアバターの産地。価格も日本よりずっと安いのでお土産に最適です。レトバ湖で塩を採取する人たちも肌荒れを防ぐため、全身にシアバターを塗ってから水に入っています。」(p.85)

このヒントを読んでから実際に現地を訪れたら、きっとお土産屋さんではシアバターを探してしまうし、「どんなシアバターを塗っているんですか?」なんて話しかける、きっかけにもなるかもしれませんね。

また巻末には、日本の絶景スポットも1色1ヶ所ずつ、計12スポット掲載されています。海外に行けない間は、近場でも楽しめるかもしれません。

行った場所を自分で加える=パレットに色を塗り足していくのも楽しい!

スタンプラリー感覚で行った所に印をつけていくと、本書が自分にとって特別な存在になっていくのではないでしょうか。私はまだ1ヶ所のみ、『WHITE』の章にあるフランスのモンサンミッシェルしか訪れたことがないので、次はどこに行こうか、どんどん計画が膨らんでいきます。想い出に残っている「色」があれば、そのスポットのページを自分で新設してみるのも楽しそうです。

そして「無い色を足す」のも、おもしろいかもしれません。先日、バラエティ番組『マツコ会議』で、叶姉妹の姉・恭子さんが「好きな色は『透明』」と仰っていました(なかなか出てこない発想ですよね……!)。絶景スポットを集めるなら、氷河や、冬の軒先に連なる氷柱などでしょうか。(ちなみに、氷雪が広がる「南極」は本書の『YELLOW』の章に掲載されています。意外ではありませんか?)

私は、あえて「カラフル」の章を加えてみたいなと思っています。たとえば、タイ・プーケット島のオールドタウン。カラフルな建物が連なっており、歩いているだけでも心が躍ったのを覚えています。

(写真:筆者撮影)

見るだけでも心が穏やかに。カラーセラピーの役割も

そのときの気分で色を変えて眺める」ことは、冒頭の「楽しみ方」のページでも推奨されています。

「心を落ち着けたいときに青を、パワーチャージしたいときに赤の絶景を見るなど、そのときの気分で色を変えて眺めるなど、カラーセラピーのようにも活用できます。」(p.8)

各章の冒頭ページには、その色がもたらす効能が書いてあります。そこから選ぶこともできますし、 直感で選べばその日の心模様が分かるかもしれませんね。

本書は、自室の目に入る場所に置いておけば、インテリアの役割も果たしてくれます。表紙には『LIGHT BLUE』モルディブの北マーレ環礁、裏表紙には『GREEN』ウクライナの小村クレヴァニにある愛のトンネルの写真が使われています。目立つ写真は部屋の良いアクセントになります。ふと目に留まったとき、本書のページをめくり、次の旅先に想いを馳せるのは至福のひと時です。

次の旅先は、あなたの好きな「色」で選んでみませんか?
あなたが色どり豊かな旅を楽しんでくださることを祈っています。

Have a nice “colorful” trip!


本記事は、キャリアスクール『SHElikes』ライティング入門コース DAY2の課題「好きな本をおすすめしてください」にあたり執筆しました(一部、現役ライターの添削による加筆修正を含む)。

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