見出し画像

生まれ変わったらあなたを救えるのかもしれない(FF7リバース)

思ったより早かったよね 

6月中旬。自分が締め切りやら「Two-Foo」やらにもだえ苦しみ、さながら虎の穴に放り込まれている間に、ある情報が世の中を騒がしていた。

FF7リメイクの続編がでるぞぉぉぉ!!

しかも来年の冬だぞぉぉぉ!

思ったより早いぞぉぉぉ!!!!

 前作では待ちに待ったFF7のリメイク第一弾ということで、目をマテリアのようにぎらつかせながら飛びついた我々ファンに

「あれ?これって…どういうこと??」というような謎と
「俺はエアリスとティファ、どっちを選べばいいんだ…!」という悩みを与えたわけです。次回作が早くしたくてしょうがない。

リメイク(作り直し)じゃなくてリバース(生まれ変わり)

 今回わずかに見えてくる情報を見ると、今回はあのザックスがストーリーにめっちゃ絡んでくるっぽい。

 仮にFF7リメイクシリーズがオリジナルを忠実になぞっていたとしても、そとそろザックスとセフィロス、そしてクラウドがどんな関係にあるのかは語られるところであり、その中の小さなほころびが実はのちにちゃぶ台ひっくり返し級の驚きに代わっていくわけなのですが、どうもそんなにすんなりとはいかなさそうですよね。だって前作のラストだとザックス●●●たし。

 FF7リメイクをやる原作ファンにとって、「原作に忠実であるべきかどうか」というのは、大いに好みが分かれる部分だと思います。

 例えば、すんごいポエミィなことを言いますと、僕らはあの原作発売当時からずっと「エアリスを救えなかった」というショックと共に大きくなったわけです。あなたの心の傷のどこかには「エアリスを救えなかった」が大なり小なりあるのでは。

 あの場所で、カランコロンと落ちていく白マテリアに呆然とし、綺麗な音楽の流れる中、命を失った彼女を、僕らは画面の向こうからただ黙ってみているしかなかったのです(ただしその後のボスはボッコボコにした)

 あれから20年以上たった僕らは、「7のリメイクかー!楽しみー!」と思いつつどこかで、あの時救えなかったあの人を、今度は救えるんじゃなかろうか…と、ふと思ったりもしたはずです。

 そしてそれを思わせぶりに匂わす作中。中でも自分の運命を知っていそうなエアリスのセリフに、「これはひょっとして…」と思わされたわけですね。

(FF7Rで二億回泣いたシーン) 

 ところが、彼女を救うということは、その瞬間にそれはもはやFF7ではない、別の物語になってしまう。「僕らが望むものが手に入る」というのは同時に、「僕らが望んだものとは違うものが手に入る」ということなのです。

 タイトルが「FF7リメイク2」ではなく「FF7リバース」になっていることも、それはつまり、もうここからは「作り直し」じゃなくて「再生」だかんな、生まれ変わってるんだからな、という作り手側の意思もあるように感じてしまいますね。

 こういう風に色々と考えながら待っていれば、来年の冬なんてあっという間に来そうな気もします。

そのまえにPS5買えるかどうかだけどさ…

おわりに

 ところでこの制作発表と同時に、このリメイクシリーズは3部作であることも発表されました。

 この時点で、多分なんですけど、例えば「ハイウィンド号に乗ってヒャッハーしながらアルテマウェポンと戦う」とか「ナイツオブラウンド取るためにチョコボをひたすら育成する」とかはできないのでしょう。

 逆にそれが出来たら本当に尊敬するくらい、オリジナルのFF7のボリュームはすさまじすぎたのです。それはもう仕方ない。仕方ないと諦めるよりほかにしょうがない。中途半端にダラダラと伸ばされるくらいなら「あと2作です!」と宣言してもらった方がいい気もする。

 でも「あぁ、やっぱり無理なもんは無理だよなぁ…」という寂しさもあるのも人情だったりしますよね。せめて主要キャラは全員きっちり使えるようにはしてほしいなぁ…

 しかし、「Remake」、「Rebirth」ときたら、最後に来るのはなんなんでしょうね…。この流れだと「Re-」が着くワードになりそうな気がするのですが、作中でもキーワードになる「Reunion」は他のFF7作品で使われてるしなぁ…「Return」だとなんだか物語に合わなさそうだし、「Reverse」とか「Reborn」、「Remember」とかが話の内容には合いそうだけど、どうなのだろう。

 いずれにせよ、これから出てくる情報を楽しみにしたいですね。

  

この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

サポートでより凝った料理記事などが書けます。よろしくお願いします!