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ペルー、アンデス地方でフィンカ運営にチャレンジする その2

以前、その1でアンデスでの起業を書きました。定年退職後の話ですから多分、夢物語のようなものですが、狙いはコーヒー生産やハーブティー生産をイメージしています。なぜコーヒーなのか?と言えば、南米では既に生産量3位(ブラジル、コロンビアに続き)であるにも拘らず、製品単価が高く競争力が弱いとペルー国の農林水産省にあたる役所が分析していたYouTubeを見ました。

その後、コロンビアのコーヒー農園の状況とペルーの状況をYoutTubeを見て比較することができました。当然、YouTubeで見れるところがすべてではないことは承知していますが、ペルー農園はあまりにも生産性が低いことが見て分かります。山の斜面のコーヒーの木の畑もまとまってなく、人手で斜面を移動しながら手で摘んで収穫して、自宅の軒先で天日干しを行っている映像でした。そして、ビデオ取材している人から「何か政府に要望することはありませんか?」の質問に「技術を教えて欲しい、コーヒー生産にかかる色々な情報や技術の指導をお願いしたい」と答えてました。

素人目にもこれで単価が高いと言われて、値を下げたら農家はやっていけないだろうと思います。要は、生産性が低すぎるのです。それでも量的には南米3位ですから農家の努力を想像してしまいます。やるべきことは生産性を高める方法と品質(特徴を含めた)をブラジルやコロンビアにも優るようにすることです。言うのは簡単ですが(-_-;)。

一時期、アンデス山地はインカ時代から続く広くコカ栽培が行われ、これがコカインなどの供給源になっていることへの対策として他の農産物への転作としてお茶栽培を始めたことを以前ニュースで知りました。コーヒーも北部を中心に生産されていたのでしょうが、貴重な農業だと思います。しかし、あまりにも農業の機械化、IT化が遅れてるように見えます。

結局、マネジメントが機能していないように思えます。国には全国レベルでの戦略なり政策なりを機能させなくれはならず、各地方政府はそのレベルでのマネジメントを機能させなければなりません。すべてが個々の農家の自助努力頼りでは、最終的に農家は疲弊してしまうことになると思われます。日本人が活躍できる場は、まだまだ世界にはたくさんあると思います。

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