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トランペットを吹き始めて分かったこと その5

レスターからUPキャンパスでレッスンを受けていた頃、良く彼に今日のレッスンは時間制限は無いから何時間でもやろうよとか言われました。当初は1時間でヘトヘトになっていたので、これ以上吹き続けるのは、、と思っていました、彼はレッスン後、ひとりで自身の練習を続けているようでした。後日訊くと5時間くらい練習してたと言うのでびっくり。プロとしてトランペット奏者だからなのかと思っていました。ある時、YouTubeでArturo Sandovalが2時間のライブを完璧に演奏したければ練習では5時間くらいはしっかり吹けなければならないと説いてる動画を見ました。彼はマラソン選手は、マラソン距離だけ練習で走っている訳では無いだろうと言います。もっと多くの負荷に耐えれるから本番のマラソンで実力が出せると言うことです。

レッスンを受け始めた頃の吹き方では1時間以上は今やっても厳しいと思います。しかし、今の吹き方だと2時間くらいの練習はしっかりでき、それ以上もやれそうです。唇は確かに少しヨレヨレになってきますが、、。そこでやっと分かったことが毎日の基礎練習の大切さだと言うことです。亮さんに勧められた「朝練」というテキストを練習で使っています。倍音のロングトーンから始まって全音符の音階、四分音符のタンギング、八部音符のタンギングへと順番に少しづつ時間をかけて唇と舌をほぐしながら、脱力を確認しながらウォームアップをします。これ毎日の筋トレのようなもので「朝練」には毎日30分のウォームアップとか書かれていますが、これをやった後の個別の楽曲の練習は音出しはあまり気にならず楽曲に集中できることも分かりました。

それが分かってから「朝練」をその日初めて吹く時には使ってウォームアップをする様になりました。いきなり楽曲を吹くときっと知らず知らずにイメージとのズレを修正するような動きを唇や舌でやって癖の元になるよです。上手くなるための練習で悪い癖を付けてしまうならやらない方がマシとは亮さんの弁。まったくその通りだと思います。貴重な時間を有意義な練習とするためにこの辺をしっかり考えてやらないとならないことが分かりました。

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