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エクアドル、アンデス山脈の湖でニジマスを釣る

アンデス山中には至る所に湖があります。もちろん観光地でも無ければ人が管理するようなところでもありません。自然のままで近くに人が住んでいない場所がほとんどです。従ってそのような湖に行くには、google mapの航空写真で場所や方向を確かめて、出来るだけ近くまで4WD車で行き、そこからは徒歩で向かいます。山中の湖の中には人が訪れた形跡がはっきりしているところもあればそうでは無く、全くの手付かずの湖も多々あります。魚がいるかどうかも良く分かりません。魚がいるだろうとの噂で向かいます。

キト市内から日帰りができて最寄りの道路から徒歩で1時間以内くらいで行けそうな湖を目指します。まず人は居ません。大型動物も居ません。敵は雨、風、寒さです。山の天候は目まぐるしく変わります。晴れてたかと思うと突然雨が降ったり、雹になったり突風が吹いてきたりします。そこまでして狙うのはニジマスです。聞こえてくるのはさざ波の音や魚が水面に現れる時にだす音くらいです。魚が居ないような湖も結構あるようですが、全ては口コミ情報を頼りに行きました。ここまで来ると釣れても釣れなくても得した気分になります。広大なアンデス山脈の中の湖を独り占めして釣りに没頭する楽しさは格別です。

実は釣り堀を山中でやっているところもあります。魚はニジマスです。釣り堀の餌は小麦粉の団子です。物干し竿のような竹でできた釣竿にラインと針が固定されていてその団子を餌に釣るのです。釣り堀自体は水深が深く無いので魚は見えますが、なかなか他の人たちの釣りを見てると釣れなさそうに見えました。多分、魚は小麦粉の団子には飽き飽きしているのでは思い、持参した幾つか虫の形をしたルアーを使って一投するともの凄い水飛沫で多くの魚が擬似餌に飛び付いてきました。まず1匹、、。二投目も全く同じ、三投目の同じく釣れました。まだ幼かった息子にやらせると大はしゃぎでリールを巻き上げて初めての釣りを経験する事ができました。結局、釣れた分は購入して持ち帰らないとならないので、処理してもらって3匹くらい併設するレストランで調理してもらい残りは帰宅後友人に配りました。

釣り堀自体はまだ多くは無く、一度行けば十分です。やはり大自然の中での釣りが最高です。釣れても釣れなくても満足間違い無しです。

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