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RZ250、多分一番よく売れた中型オートバイ

ダブルクレードル・フレームにオーソゴナルマウントされたエンジンは水冷2ストローク2気筒エンジン、7ポートを持つシリンダーとピストンリードバブルの組み合わせはトルク・インダクションと呼んでました。最高出力35PS/8000rpm、最大トルク3.0kg・m/8000rpmのエンジンから凄まじい加速を見せます。RZシリーズの前はRDシリーズでした。RDは空冷エンジンでRZから水冷エンジンになりました。RDの前はRXシリーズでした。

RZシリーズは、最終的に50cc、125cc、250cc、350cc、そして最後にV4気筒のRZV500ccが販売されました。

今となっては250ccと350㏄のRZは、貴重だと思います。特に初期型のものは、、。排気量の分け方も市販レーサーシリーズのTZと被る125と250だったのでレース用に改造されたRZも多くありました。一般車は250cc以上の排気量だと車検対象になることから営業的には重要な排気量クラスでした。

エンジンの吹けは、7000rpmくらいから後ろから蹴飛ばされたように加速します。このオートバイの醍醐味はパワーバンドの瞬発力だと思います。こればかりは4ストローク・エンジンでは味わえないと思います。

整備面から見てもシンプルな構造で壊れにくく完成度の高いオートバイです。1970~1980年代がこの手のオートバイの黄金期だったと思います。

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