何を考えてるのか？風見鶏マコーネル！

トランプの弾劾裁判が無罪で終了した後、共和党院内総務のミッチ・マコーネルが、「弾劾は憲法違反だから反対した。しかし、1月6日の暴動はトランプに道義的な責任があることは確実、民主党は議会の外で刑事なり民事なりの訴訟して裁判で争えばいい」と発言しました。

当然ですがトランプは流石にこの発言にはブチ切れました。彼の1月16日に発表された声明は強烈でした。最初の1行で「ミッチ・マコーネルのような政治リーダーの指揮では、共和党は決して再び尊敬も強くもなることは無いだろう」から始まります。如何にトランプが怒っているかが分かります。そして、2行目が「マコーネルのいつもの専念事項は、政治的洞察力、見識、スキル、人格の無さから来る現状維持ポリシーは、彼自身を多数派政党リーダーから少数派政党リーダーへ急速に導いた、そして悪化させただけだった」と続きます。

その後、実際何が起きたかを記述します。例えば、トランプは史上初の7500万票を獲得して下院で共和党現職の議席を全員維持した上に15席も盛り返したなど。本来共和党の州ジョージアは上院も下院も共和党が維持すべきところ、大災害で失い、他のスイング州での選挙不正に対してもマコーネルは何も行動をしなかったとこき下ろしています。おまけに自身のもっとも後悔したことがケンタッキーの選挙でマコーネルを応援したことだと綴っています。

どうやら彼を次回選挙で再選させないように対抗候補を擁立させるようです。ケンタッキー州の共和党からもマコーネルの上院での共和党院内総務の役職からの解任要求がだされたようです。民主党のナンシー・ペロシからは弾劾裁判の結果が無罪になったのはマコーネルに勇気がなかったからと、こちらからもこき下ろされていました。

政治家は風見鶏的なところが無いとやれない職業かもしてませんが、弾劾裁判後の発言をしてトランプが黙っているとでも思ったのでしょうかね？トランプの言う洞察力の無さがはっきりしました。本日現在、彼はまだ何もトランプの声明に対するコメントを出してないようですが、急速に彼の影響力が低下するのは目に見えているようです。