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人々の覚醒が試されるワクチン接種 その7

コロナ・ワクチンの予防効果について総合医療クリニック徳医院長 高橋 徳医師がファイザー社とモデルナ社が発表した数字のマジックについて解説しています。

ファイザー社は、新型コロナ・ワクチンの予防効果を90%以上と発表しています。その根拠となる実験は、総被験者(43,538人)のうち94名のコロナ感染者を確認し、この94名の感染者を検討したところ、ワクチン接種で90%の予防効果があったと結論付けています。

総被験者数:43,538人  感染者数:94名
A:ワクチン未接種者数(プラシーボ)21,769人 ⇒ 感染者数:85名
B:ワクチン接種者数 21,769人 ⇒ 感染者数:9名 

上記のA群の非感染者数は21,684人(非感染割合:99.61%)、B群の非感染者数は21,760人(非感染割合:99.96%)となります。A群とB群の差は、0.35%だと分かります。これから導き出されることは、”ワクチンを打っても打たなくても感染しない確率は、99.6%以上”ということになります。

モデルナ社では、総被験者数:30,000人  感染者数:95名
A:ワクチン未接種者数(プラシーボ)15,000人 ⇒ 感染者数:90名
B:ワクチン接種者数 15,000人 ⇒ 感染者数:5名

上記のA群の非感染者数は14,910人(非感染割合:99.40%)、B群の非感染者数は14,995人(非感染割合:99.97%)となります。A群とB群の差は、0.57%だと分かります。これから導き出されることは、”ワクチンを接種すると、感染するリスクが0.57%だけ減少する”ということになります。

そして、ファイザー社の「新型コロナワクチン予防接種についての説明書」には、ワクチンの効果と投与方法の項目の表の下に3項目の注意書きがあり、その3番目の文中には”現時点では感染予防効果は十分には明らかになっていません。”とあります。副反応は随分と明らかになっているのに感染予防効果は明らかになってないようです。

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