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ジャズ・ギター、おすすめアルバム『The incredible jazz guitar of Wes Montgomery』

1959年に初リードアルバム「The Wes Montgomery trio」をリリースして、翌年1960年にリリース(録音は同年1月)したのがこのアルバムです。ジャズの演奏と言えばリード楽器は、トランペット、サクソフォーン、ピアノが中心でギターは伴奏楽器の位置付けだった認識を一変させたアルバムです。それまでのギターは、Freddie Greenのようにビッグ・バンドでリズムを刻む役割が主流でした。他の楽器に比べても音量が大きく無いギターはアンプを使わないと他の楽器に音が掻き消されてしまうからでしょうが、リード楽器としての認識は低かったと思います。ところがウェス・モンゴメリーの登場は衝撃だったと思います。

奏法はピックを使わず右手親指だけで弾き、オクターブ差の同じ音を同時に弾くオクターブ奏法が特徴的です。もちろんインプロビゼーションのフレーズもノリが良くカッコいいです。クラシック・ギターを土台にしたテクニックのジョー・パスとは全く違ったノリノリのジャズ・ギター演奏です。

1. "Airegin" (Sonny Rollins) – 4:26
2. "D-Natural Blues" (Wes Montgomery) – 5:23
3. "Polka Dots and Moonbeams" (Jimmy Van Heusen, Johnny Burke) – 4:44
4. "Four on Six" (Montgomery) – 6:15
5. "West Coast Blues" (Montgomery, Granville Sascha Burland) – 7:26
6. "In Your Own Sweet Way" (Dave Brubeck) – 4:53
7. "Mr. Walker (Renie)" (Montgomery) – 4:33
8. "Gone With the Wind" (Allie Wrubel, Herb Magidson) – 6:24

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