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ジャズの巨匠から学ぶ

ニューヨーク在住のトランペットの師匠(ジャズ・トランぺッター)は、たまにトランスクリプトのYoutubeを公開してくれます。ジャズの巨匠たちが残してくれたさまざまな演奏から多くを学べると言います。そこには楽譜からでは伝わらないものが多く、実際の演奏を聴く重要性を説きます。

ご存知のようにジャズ音楽は、初めにテーマと呼ばれるメロディーを全員で演奏します。その後は各パートの楽器演奏者がインプロビゼーションという即興演奏を繰り広げていきます。それが一巡するとまた最初に全員で演奏したテーマに戻って演奏を終える形式の音楽です。ですからキモになるのは各人の即興演奏ということになります。テーマとの演奏にもさまざまな巨匠たちのテクニックが含まれていますが、即興演奏に最も色濃く現れます。それらを注意深く聞いて自分で再現(トランスクリプト)してみることで多くの気付きを得られると言います。

即興演奏は、コード(和音)進行に沿って行われます。従って、コードトーン(コードの構成音)やモードスケール(基音から7つの音)、テンションなどを駆使して演奏されます。そのため巨匠の即興演奏は色々な角度から分析できたり、真似することで理解が深まったりするそうです。それには譜面上では得られないものだと言います。その通りだと思います。しかし、分かっていても出来ないから練習の日々なのです。

興味のある方は、YouTube上でRyo Sasakiを検索してみてください。

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