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ニカラグアのステーキは最高に美味い!

日本では霜降りの肉が良いものとされ、ステーキも鉄板で焼かれて脂身が口の中でとろけるような触感が好まれるようです。Wagyuは、既にブランド(オーストラリアにやられてますが)になってます。この和牛とは違ったステーキが中南米では普通です。それは肉本来の肉汁を閉じ込めて炭火で焼くステーキです。ステーキソースなど使いません。粗塩と胡椒だけです。

中南米のステーキハウスでRicon Gauchoと名乗っているレストランは、あまり外れはないかもしれません。ガウチョ(牧童)の隠れ家って訳すと良いかもしれません。牛の世話をする牧童が食事をする場所だから、美味いステーキを出すと連想されるのです。

中南米では、色々なレストランでステーキを食べる機会がありましたが、記憶に残る美味しさは、ニカラグアの首都マナグアのレストラン、Ricon Gauchoで食べたステーキが最高に美味しかったです。

もちろん、美味しいステーキと言えばアルゼンチンとかウルグアイとかでてくると思います。そちらは当然美味しいと思いますし、知名度もあります。しかし、ニカラグアのマナグアで美味しいステーキと誰が想像するでしょうか? そのRicon Gauchoがあまりに美味しかったので、ウェイターに訊きました。なぜ、こんなにステーキが美味しのか?と。すると答えは、「ここのパスト(牧草)が良いんですよ。このパストが牛肉の質を決めるのです。先日、アルゼンチンからわざわざここへステーキを食べに来てましたよ」と自信たっぷりな回答でした。

ニカラグアには、2年くらい間を開けて2回訪問してます。その2回とも宿泊したホテルもステーキを食べたレストランも同じでした。ホテルは、偶然にもスーツケースを運んでくれたポーターのおじさんも同じでした。チェックインして部屋まで案内されて、スーツケースを運んでくれたポーターにチップを渡そうとしたら両替してないことに気付いて慌てて、PR品のキーホルダーを「ごめんなさい、小銭が無くて、代わりにこれを」と差し出しました。すると「お帰りなさい!」と返事されました。「えっ⁉︎ なぜここが2回目だと分かるの?」、「前回来られた時も小銭が無くてキーホルダーを頂きました」と、びっくりした。「そうなんだ、その時も貴方だったんですね〜」。レストランも同様にウェイターは、私を覚えてました。嘘でしょ⁉︎

ニカラグアも実は内戦で一度は国内がめちゃめちゃになった国です。最初に訪問した時は、国会近くの建物には銃痕が残ってました。でも、国会前の草を牛がゆっくり喰んでる姿を見ると長閑だな〜と思いました。内戦疲れで人々はもう口論もしたくないような時だったんでしょうね。訪問時に会った人たちは本当に親切でした。

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