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本来の自分を取り戻す~アーユルヴェーダから学ぼう~

アーユルヴェーダとは

アーユル(ス)=生命、寿命  ヴェーダ=科学、知識と訳され、5000年以上続くインドの伝統医学です。病気の治療を扱う現代医学(西洋医学)とは異なり、個人の状態に合わせ本来の自分を取り戻していく学問です。

五大元素とは

アーユルヴェーダの考えではをわれわれ人間も、自然もすべて5つの元素、空、風、火、水、地でできています。

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ドーシャ(体質)について

ドーシャは「病巣」「腐敗しやすいもの」「不純なもの」と訳され身体の性質のことをいいます。アーユルヴェーダでは個人個人で身体のエネルギーは構成要素が異なり《風のエネルギー:ヴァータ》《火のエネルギー:ピッタ》《水のエネルギー:カパ》この3つが正常に働きバランスが取れている状態が健康で快適、アンバランスになると心身が不快な状態になり病気になるといわれています。これは漢方でいう《五行》《気血水》の考え方にも似ています。

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日常でドーシャを整えるために推奨されているものの中で気軽に取り込めるものとして、朝の時間にヨガを行ったり、白湯を飲むことなどがあげられます。

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ドーシャの特徴

【Vata  空・風】

ドーシャの中で最も活動的で集中力がある。精神的にも感情的にも波が激しく落ち着きがない。もっとも感受性の強いドーシャ。変化、刺激的、スリルを好む。

冷えやすく、乾燥しやすい

なるべく生野菜や冷たい食べ物をさけて、熱を通したり、油で炒めたりした食事をとるようにします。

甘味、酸味、塩味の多いもの。温めた牛乳、チーズ、ヨーグルト。熟して果汁の多いフルーツ、あるいはフルーツジュースなど。スパイスは、ショウガ、コショウ、シナモン、ナツメグなど、いずれも適量を用いること。玄米、肉(鳥肉)・魚、卵など。


【Pitta 火】

激しく感情が動き短期で憎しみを抱きやすく時に執着を持つ。野心家で情熱的、リーダーシップをとる。知性があり、好奇心旺盛。

温ったかい、油性

消化器疾患に罹りやすいとされていることから食事の量には注意する必要があります。また熱の属性のある食材や辛いスパイスなどは控えた方がよいとされ、塩分の多い食事もピッタを増やします。ピッタを静める味は、甘味、苦味、渋味であり、生野菜や果物を多くとることが勧められます。

キャベツ、ジャガイモ、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ナス、レンコン、カボチャ、緑黄色野菜など。
リンゴ、オレンジ、バナナ、ブドウ、梨、桃、柿など、よく熟して甘味の多いもの。スパイスは、コリアンダー、カルダモン、ターメリック、サフランなど。肉類は鳥肉など(なるべく控える)牛乳、バター(無塩)


【Kapha  水・地】

寛容で穏やか、落ち着きがあり誠実で、情緒も安定している。聞き上手で癒し系。物事の解釈がゆっくりだが一度理解すると忘れない。感傷的でロマンティック。

冷えやすい、油性、重性

太りやすい傾向が多いため、特に食事の量や内容には気をつけていく必要があります。代謝を活性化させて体を温めるようなスパイスを使った食事をゆっくりと時間をかけてとることが勧められます。なるべく苦味や渋味、辛味を重点的に、炒めたり、温めたりした食事をとることが大切とされます。

温野菜。サラダの場合はスパイスをかけたもの。
豆料理、豆腐、豆乳。豆類、インゲン豆、レンズ豆。
よく熟した果物(パパイヤ、マンゴー、アプリコット、クランベリー、桃、梨など)。スパイスは、ショウガ、レッドペッパー、胡椒、コリアンダー、フェヌグリークなど。鳥肉、卵(揚げ物等は控える)

当てはまるドーシャはありましたか?

日常の生活習慣、食生活、身体を動かすことをアーユルヴェーダの考えに基づいて整えていくことでストレスの改善、病気の予防につながっていきます。

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