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Spica通信 vol.17 - HSPと五感 ③味覚のこと -

執筆担当


こんにちは。HSP向け匿名型コミュニティSpicaの住人、カオリです。

朝晩少し暑さがゆるんできましたが、日中は相変わらずの暑さ。食欲が落ち気味のかたもいるかもしれません。私もお昼は素麺をいただきましたので、細く長く、つるっとしなやかに筆を進めてまいります。


今回のSpica通信は、五感シリーズ第3弾。

- HSPと五感 ③味覚のこと -です。


-HSPと五感 ②聴覚のこと-はこちらをClick…▼)

1.味覚って?

動物の五感の一つであり、食する物質に応じて認識される感覚である。生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられる。基本味が他の要素(嗅覚、視覚、記憶など)で拡張された知覚心理学的な感覚としての味は、風味(ふうみ)と呼ばれる。(Wikipediaより抜粋)


ひとくちに「味覚」と言っても、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つがあり、さらに嗅覚や視覚、記憶によっても左右されるとなれば、なかなか複雑な感覚、といえそうです。

味覚を感じるのは、ご存知のとおり「舌」ですね。具合が悪いと味が濃く感じられたり、流行りのウイルスに罹ると味覚障害が起こることもあるらしく、味覚は元気のバロメーターにもなりますね。

ちなみに味覚が通常よりも格段に鋭い人のことをスーパーテイスターと呼ぶようで、これはなんともHSPの香りがプンプンします。料理人やソムリエなど、鋭い味覚を武器にお仕事をしている方には、HSPが多いような気がしてきました。

2.HSPが苦手とする味覚情報

・化学調味料の味
・人工甘味料の甘ったるさ
・農薬の味がする野菜
・すっぱいもの
・味が濃すぎるもの
・甘すぎる海外のお菓子
・加工食品の味(食べ過ぎると体に支障がでてくる)
・はじめて食べる味
・香料でごまかされた食品
・塩素と水道管の味がする水


3.苦手な味覚情報への対処法

・できるだけ無添加、無農薬のものを選ぶ
・チェーン店での外食は控えめにする
・加工食品や菓子パンなどを食べすぎない
・いつものメニューで安心する
(それでも味が違って戸惑うときもある)
・自然の味や風味を生かしたものを選ぶ
・食品パッケージの裏を見て、できるだけ内容物の種類が少ないものを選ぶ


4.心地よい味覚情報

・薄味で素材の味がわかるもの
・自分好みに作った料理
・旬の野菜や果物
・食べ馴れたお決まりのメニュー
・シンプルな味付けのもの
・よく冷えたミネラルウォーター
・甘さ控えめの小豆あん
・丁寧にとったお出汁
・子ども時代を思い出す懐かしの味
・愛するひとの手料理


ざっと挙げてみましたが、今回もたっぷりと共感いただけましたでしょうか?

わたしたちHSPは、繊細で鋭い感覚を持っているため、良くも悪くもその影響を受けやすいのです。さらに思い込みによる思考の偏りが多く、極端になってしまうこともあります。

例えば、「化学食品は体に悪影響を及ぼす」ということを聞くと、突然食べるものをほとんど無添加やオーガニックのものにしはじめたり。初めはよいのですが、だんだんと嵩む費用や手軽さが失われることが負担になり、反対にストレスになってしまう、と言った具合です。

何事もバランスが大切で、化学食品には便利な面も多々あります。自分の体で処理しきれる量、つまり適量を知ったうえで食べるようにすれば、自分にとってプラスに作用するはずです。

そのためには体の声をよく聞いて、心地よさと便利さの揺らぎのバランスが把握しやすくなる暮らしをすること。

忙しすぎ」は百害あって一利なし。
繊細な舌をはじめ、五感をフルに使って美味しいものを楽しむ余裕は、私たちHSPにとって生きるエネルギーになるようですね。


ちなみにSpicaには、HSP向けの旬で美味しいレシピを紹介してくれる星もあるのですよ。

(Spicaへの参加方法はコチラをClick…▼


以上、HSPと味覚にまつわるお話でした。

最後までお読みくださりありがとうございました。
また、次回のSpica通信でお会いしましょう。



名もなき星の声は、届いていますか―

                     (文:カオリ)

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