ウインターリーグ21-22 初戦 動と静の作戦の中から

リーグ初戦の緊張感から、出だしは固さが目立った両チーム。

個人的に、両チームのコーチがスターターとして送り出すQBが誰かに注目していたが、REDがとにかく元気ナンバーワンの2人(イリポン、シマ)、一方のBLUEは静かなスタイルの2人(ヒロカ、ユヅキ)だったことで、ゲームが一層興味深いものになった。

先制を強気に狙うREDは一気に盛り上げるためのゲームメイクだった。
一方でBLUEは柔らかいプレーを冒頭に配置し、入りやすさをメインに組み立てる。両QBと両DFコーチが知恵を絞ったことで、このゲームが他にはない「Experience」なものとなった。

ゲームは、先にトリックプレーを仕掛けてきたBLUEがやや優勢となる。「何を仕掛けてくるか分かりにくい」と仲間にも言われているコールセンスをもつヒロカからのリバースやハンドオフが効果的で、ユヅキは中央よりの長短のパスの投げ分けを心がけた。

結果として、左右に振るランプレーと、中央へのパスの組み合わせはディフェンスにはキツいわけで、この部分でゆさぶりに成功したと言える。

一方のREDは、2人のQBが与える元気でチームは状況によらず活性化していく。シンプルなプレーを続けるうちに攻守のテンポがよくなっていった。

固さもとれてきた中盤以降は、パスも決まるようになり、キャッチ後の走りにも個性が見えてきた。切り返しの質は選手それぞれの持ち味なので、それを素の状態で楽しむのが、リーグ序盤のたしなみである。

新戦力も準備している時節にもワクワクしている。

レビュー by イッシー

結果
(赤)28点
(青)44点

得点経過
(赤) 4 0 3 0 | 1 0 0 0 | 0 0 5 4 | 0 0 0 0 | 0 0 1 0| 0 2 3 5 = 28
(青) 1 0 1 3 | 3 0 0 0 | 3 0 1 1 | 6 6 5 0 | 4 4 3 0| 0 1 1 1 = 44

POM コノカ ユカ
MIP ユイ

◆レギュレーション
・QBは2人が交換でおこなう
・守備選手はプレイ毎に交換
・パス成功で2点追加
・タッチ1点、パスカット3点、インターセプト6点

マイクロスポーツを幸福にカッコよくするための学びを発信します。