見出し画像

幸福の法則⑥目の前にある物で楽しむこと

レインボー子ども会

先月のことですが、コロナウイルスによる小学校の休校に伴って、NPO法人かぜのwaと連携し、児童預かりとして「レインボー子ども会」のイベントを企画・開催しました。

画像7

体育館でフットボール活動!

参加者全員が手洗い、うがい、アルコール消毒、検温をして、積極的な水分補給を行いながら広い体育館で思い切りカラダを動かすことができました。

画像2

まずはしっかりアップをします。そして細かなフォームに気を付けながら念入りにキャッチボールやスナップ練習、そしてしっかりキャッチするためにラン&パスの練習をしたら、カトラスゲームを行います。

パスの練習が功を奏したか、この日はロングパスの成功率がとても高く、チャレンジングな姿勢が随所に見られました。

小学生は1年生から6年生まで、女子大生や我々スペックスフットボールの大人たちも同じフィールドで仲良くプレーしました。

画像1

10日の午後と11、12日は宿題や自主学習などの「学び」と、読書やお絵描き、カルタ、そしてフットボールを使った「遊び」の時間を子供たちと過ごしました。

画像3

そして11日には「学び」の一環として2011年3月11日の14時46分に発生した東日本大震災に合わせて鎮魂の祈りを捧げる勿忘の鐘(わすれなのかね)をつきました。

画像4

東日本大震災からもう9年が経過します。このレインボー子ども会に参加してくれた小学生のみなさんには震災の頃の記憶はありません。
ボランティアで参加してくれた女子大生のみなさんも、まだ幼かったため鮮明に覚えていない方もいました。

預かり会のあとは、大震災を経験したNPOスタッフの方と、みんなで震災についての話をして理解を深めることができました。

画像5

そして「遊び」
最近、スペックスフットボールにニューグッズとして導入された大きなカゴは遊びの最先端です。遠くから投げてカゴに入れるのは、大人でもなかなかの難易度です。

このカゴを使って、子供たちのアイディアから突発的に生まれた遊び、その名も「アオーチ」を紹介します。

ルールは
①カゴの中に入る。
②相手のカゴにボールを移す。
③ボールを投げる時は「アオーチ」と言わなければならない。
特に勝ち負けがない
という不思議な遊びでした。

子どもたちはモノとアイディアを使って自由に遊びます。そのクリエイティビティの高さは見習わなければいけません。

他にも幼児教育の学習をしている女子大生のアイディアから「トレジャーハント」という陣地を分けて遊ぶチーム対抗お宝争奪ゲームをみんなで行いました。

多角的な視野と味方との連携が必要でとても盛り上がるゲームなので今度フットボール教室でも取り入れていけそうです。
そんな実りの多い3日間のイベントでした。

こんなご時世だからこそ、できること。

以前、アートとは「体験」であるという記事を投稿しました。

つまり自粛や中止というのはアートの対極にあることです。
もちろんウイルスの感染に対する危険性を感が選れば当然の措置ではありますが、では、そんな状況下で何ができるか。考えること。

アートには状況を打破する力があります。

その最たる例が子供たちのアイディアから生まれた謎の遊び「アオーチ」です。自由時間を思い切り楽しむには、時にはアオーチのような柔軟な発想力が大切です。

私が大学生の頃、長期休暇の練習日には、帰省や旅行などで参加者が少なくて、「いつもの活気がなくて、つまらないなあ〜」と萎えていた記憶があります。

しかし今にして思えば、少人数なりに基礎の反復練習を行ったり、練習参加者同士で意見交換をして弱点を克服したり、戦術理解の向上に努めることができたはずです。

「たくさん人がいないから試合形式の練習ができない」と不貞腐れるのではなく、少人数だからこそできることを模索するアート思考が欠けていました。

画像8

どんな状況であれ、想像力と創造力で今を楽しむ。
子どもたちの発想から、学ぶことの多かったレインボー子ども会でした。


Author katsuyuki (SPEX FOOTBALL)
画家、SPEX FOOTBALLアートディレクター、ドローンパイロット。
大学時代にタッチフット全国大会出場。2019シーズン東北MVP。ポジションはWR/LB。クラシックバレエとサッカー経験からの独特のステップと加速が武器の野性的なプレースタイル。

画像6


マイクロスポーツを幸福にカッコよくするための学びを発信します。