DeNA創業者南場さんが、「仕事ができない」を抜け出したときの話

みなさん、こんにちは!Shinです。

今日は、DeNA創業者の南場さんのお話を紹介します。

みなさんもご存じ、マッキンゼーで大活躍してからDeNAを立ち上げて一大企業にした稀代の起業家です。

そんな南場さんですが、マッキンゼーに入った最初のころは仕事がまったくできず、退職寸前のところまでいったらしいのです。
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マッキンゼーの最初、入ったばっかりのときは仕事が大変できなかったんです。それで自分でできなさ加減がわかって悔しくて。

マッキンゼーでは「バリューを出せ、バリューを出せ。あなたのバリューは何なの?」とずっと言われるんです。

それで自分のバリューは何だろう。私は本当にバリューが出ていない。何も付加価値が出ていない。仕事ができない。どんどん自分に意識がいっちゃって、肩がすごく凝るような感じ。

それでなおさら固まってしまって、のびのび仕事ができない。できないともっともっと成果が出ない。成果が出ない自分が本当に嫌になってしまうという状態でした。

それでマッキンゼーを辞めようということで、自分の履歴書を会社のFAXからヘッドハンターに送りまくって(笑)そして転職先も決めて、「ああ、捨てる神あれば、拾う神ありだなあ」なんて思って、随分と精神的に安定してきたときに、「すごいプロジェクトが通ったからぜひ入ってくれ」と言われて。

それはすごくお世話になったパートナー、上司から言われたことなんですね。そのとき私はその上司に言いました。

「まったく仕事ができなくて、役に立たなくて。何のバリューも出せなかった。もう私はコンサルタントには向かないので辞めます」と伝えました。

で、話をじっと聞いてたパートナーは、「わかった」と。「そこまで言うならわかった。辞めていいんだけど、この仕事だけやっていけ」と言って、引き止めてくれたんですね。

それで私はここまでお世話になったパートナーに、「すみません、ここで失礼します」とどうしても言えなくて、そのパートナーが力を貸してくれる、助けてくれるとまで言ってくれたんですね。

それでそこまで言われると…と思って、これを最後に辞めようと思って仕事に取り組みました。

そしたら、すごくうまくいくんですよ。なぜかっていうのは、はっきりしているんですけど、全然肩の力が抜けてるんです。

自分のバリューとか、自分ができる、できないはまったくどうでもよくて、本当にクライアントさんにも、チームのメンバーにも、自分ができないことをさらけ出して、「助けて」って言って、みんなの力を借りて、チームがとても良い成果を出したんです。

それで、あっと思ったのが、自分のことすっかり忘れて、自分のバリューとかすっかり忘れて、仕事にだけ集中して。そしたらこんなにのびのび仕事ができます。楽しいんです。そして成果もついてきます。

これを私は感じて、それからもう解放された人になりました。どんどんトントン拍子で図々しく活躍する人になっていきました。

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全文はこちらから:https://matome.naver.jp/odai/2137283171836034701?fbclid=IwAR3WiHVqIw1p8JX7UeMEpf6x4Iq7jyeEr-HY8jXIRbNPjb7x0qs8alenGzA&page=1

ぼくもこれはめっちゃわかるんですよね。

自分が出世したい、周りからよく見られたい、金を稼ぎたい、成長したい・・・そうやって「自分」にベクトルが向いていたときは、何かすごく息苦しくて、本来の自分がどっかにいっちゃったような感じで、まったくパフォーマンスが出せませんでした。

そうではなく、肩の力を抜いて、仕事だけに集中する、どうすればお客さんが喜んでくれるものを作れるかに集中する、そうすることでとても楽しくなり、のびのび仕事ができて頭も回転し続けるようになりました。

ぼくのきっかけは、ある上司がぼくのことを認めてくれてたくさんのチャンスを与えてくれたことでした。南場さんも似ていますよね。もうやめようと思っていた時に、お世話になった人から引き留められ、肩の力を抜いて仕事をするやり方を身に着け、マッキンゼーで大活躍しはじめたのです。

あなたはどうでしょうか?
自分はだめだ、自分は仕事ができない、もっとお金が欲しい、成長したい、周りの環境がだめだ、これからどうやっていこう、自分を幸せにetcetc、いろいろ感じることはあると思います。

しかし、そうやって自分や周りの環境に意識を向け続けても、実は息苦しいだけだったり。

仕事そのものに力を注ぎ、しかも肩の力を抜く。
自分がどうみられるか、なんてことはどうでもいい。自分の評価もどうでもいい。
いい仕事をしよう。仲間と楽しく肩の力を抜き、素晴らしいものを届けよう。

そう思えることができれば、たぶん仕事は楽しいんですよね。

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