見出し画像

#001 技術PRを捨て、カスタマーサポートを全面に

GMSi Group, Inc.は平面研削機やアクセサリーのメーカーです。製品紹介のページを見ると、80近い製品ラインナップを持っていることが分かります。

しかし、技術的なことを前に出すのではなく、サポート体制を見せ「とにかく相談してくれる?」という姿を貫いています。「お客さまは、自分たちほどプロではない」ということを良く理解されている見せ方です。

画像1

(https://www.gmsigroup.com/より使用)

トップページにある3枚のスライダーも技術については触れていなく、リンク先は会社概要、カスタマーサポート、お問い合わせとなっています。

画像2

(https://www.gmsigroup.com/より使用)

さらにトップページをスクロールすると、3つのメニューが出てきます。中央にあるのはカスタマーサポートへのリンク、左下にあるのは会社概要へのリンクですが、お客様のニーズに応えるエキスパートであることが書かれています。右下は予備パーツを豊富に持つ体制についてかかれてあり、やはり技術については何も語られていません。

カスタマーサポートのページでは

電話やe-mailで解決することは無料であること、予備保全を行うためのエキスパートとして従業員教育を行っていること、予備保全サービスへの問い合わせ誘導があります。お問い合わせフォームもカスタマーサポートの右側に配置され、ページを移動しなくても問い合わせできます。

考察

機械を購入していただければ大きな売上となりますが、次の機械を購入するまでには時間が空きます。カスタマーサポートを強化してその期間も顧客リレーションシップを構築することで次の購入にもつなげていく。リピート強化。それを目指したWeb戦略ではないかと思います。それにしても、ここまで製品を奥に押し込めるのは、なかなか勇気が必要に思いますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?