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HANDSOME 15th ANNIVERSARY × Sparkle 新人ハンサムインタビュー③ 福崎那由他

芸能事務所「アミューズ」所属の若手俳優がファンの方々に直接感謝を伝えるべく、2005年より開催されてきた「ハンサムライブ」。2020年2月、2年ぶりとなるライブイベント「15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE『JUMP↑with YOU』」が、ハンサム史上最大規模となる東京・両国国技館にて行われる。『Sparkle』では新たに参加が発表されている“新人ハンサム”より5名にフォーカスを当て、個別インタビューを実施。
ミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス- では2年連続でシエル・ファントムハイヴ役を務め、ステージで歌い演じる経験を積んできた福崎那由他。ベクトルの異なる「ハンサムライブ」というステージにはどう挑むのか。心構えを伺った。

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映画やドラマを中心にご活躍中の福崎さん。印象に残っている作品を教えてください。

福崎:結構前の作品なんですけど、映画『光』ですね。僕は島の少年の役だったんですけど、撮影は伊豆諸島の「利島」という島に1、2週間くらいこもりっぱなしで、スタッフさんと一緒にご飯作ったりとか寝泊まりしたりとか、普段できないような体験が印象に残ってますね。

舞台俳優雑誌『Sparkle』的には、やはりミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス- のお話も気になります。

福崎:そうですね。初演の時は中学1年生くらいだったのかな。再演の時はちょうど僕、声変わり真っ只中で、もともと出ていたキーが出なくなっちゃったりしていて。それで舞台の最中にもどんどん音程を変えていったりとか、ある意味自分の成長と関係している舞台だったから、自分の人生の1ページという感じはすごくしますね。

ミュージカルは初めてだったと思うのですが、いかがでしたか?

福崎:僕はダンスをする、とかそういう役ではなかったんですけど、やっぱり歌は難しかったというか、苦労した思い出がありますね。ボイトレも何回も通って、それでもギリギリ自分がその役として舞台に立てるかというレベルだったので。

そして今回また「ハンサムライブ」というステージで、テイストの異なる歌を歌われることになりました。選ばれた時のお気持ちは?

福崎:やっぱり、うーん、なんていうんだろう……先輩がこれまで築き上げてきた「ハンサム」という舞台に、自分が立つことの不安と緊張は大きかったですね。こういう取材とか作品のビジュアル撮影を通じて、実感は出てきました。ただ、不安は結構消えてないです(笑)。ずっと残ったまま。

今は楽しみよりも不安の方が大きい?

福崎:そうですね。これまで自分の先輩の方々が通ってきた道というか、登竜門じゃないですけど、ある意味そういう「ハンサム」というものがあって。そこに出られることの楽しみはあるんですけど、やっぱり不安の方が今は勝ってますね。

でも福崎さんにはミュージカルという、お客さんを前にパフォーマンスされた経験がありますよね。そこはある種アドバンテージになってくるかとも思うのですが。

福崎:でもやっぱり、舞台って自分が「シエル」という役として立ってるから、そういった緊張はなかったんですけど、今回のステージは言ったら「福崎那由他」として立つということで。これまでの経験が果たして生きるのかというのはすごく心配ではありますね。

アルバム『15th Anniversary SUPER HANDSOME COLLECTION 「JUMP↑」』のレコーディングはいかがでしたか?

福崎:僕あんまり、歌が得意という実感がなくて……人前で歌うとか得意じゃなかったんですけど、レコーディングでも最初の方は声が全然出てなくて。でもそれを指摘されて、本気で声を出して歌ってみた時に、ちゃんと褒めてくれると言ったらおかしいですけど、1個1個の自分のアクションに対してすごく丁寧に反応してくれて、アドバイスを1個1個くれたので、歌ってるうちに自信に繋がっていった部分は大きかったですね。苦手って自分で思いすぎてたのかな。引き出していただいた感じはすごくあります。

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「I Treasure You」MV撮影もありました。こちらは監督が神木隆之介さんという前代未聞の企画でしたが、神木監督の印象は?

福崎:ちょっとこれは他の芝居というか映画とかにも関係しちゃうんですけど、監督さんの中には感覚でアドバイスをいただく方がいらっしゃって。具体的に「こうやってみて」というよりも、もっとなんか「明るい感じで」みたいなある意味感覚的なことをおっしゃる方もいらして、それはもちろん役者として自分で考えないといけないんですけど。でも神木さんには「役者」っていうポジションが一つあって、だからこそ役者の側に立ってのアドバイスというか、本当に的確な、僕が分かりやすいワードでアドバイスをしてくださるので、そういう意味では自分がやりたいことができたのかなって思います。

他にMV撮影時のエピソードはありますか?

福崎:他の先輩たちと初対面だったというのが多くて。今回の「ハンサム」のステージには立たないけどMVには登場する方々がいる中で、これからの「ハンサム」に向けたアドバイスなどもちょっとお話させていただきました。

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そしてアルバム内の楽曲「A(C)」で、“アクティブ”をテーマにした新ユニットにも参加されています。

福崎:僕自身があんまりその、“アクティブ”な面を持っていないというか、あんまり騒ぐようなタイプじゃなくて、わりとマイペースで……そういう意味では、曲のイメージとしては僕はたぶん違うんですけど、でもステージ上でそういう新たな自分を出して、楽しめたらいいなと思います。

ユニットでは甲斐翔真さんとご一緒ですが、印象を教えてください。

福崎:ハンサム以外ではアクションのレッスンとかで結構会うんですが、すごく頼れる先輩というか、ガタイも良くて、すごいかっけぇなって印象があるんですけど。僕すごい甲斐さんを完璧人間だと思ってて。寡黙で、でもたまにすごいユーモアのあることも言って、頼れて、って人だと思ってたんですけど、アクションレッスン内で以外と受け身とかに四苦八苦してる様子とか見受けられて、「あっ、甲斐さんでも最初はできないことがあるんだ」って衝撃を受けて。やっぱり努力されている人なんだなっていう部分で、人間味をすごく感じました。

新メンバーだけで構成された新生「キミノリズム(2019 青春ver.)」についても伺えますか?

福崎:ユニットのビジュアル撮影で初めて制服を着させていただいたんですけど、すごくずっしりきましたね。「キミノリズム」をやるっていうことは、これまで「ハンサム」を築き上げてきた先輩たちの制服を着るということもあって、「やりきらなきゃいけない」という部分が大きいです。でもこの曲に関しては、自分も何回か「ハンサムライブ」を拝見させていただいたときに、毎回この「キミノリズム」が流れて、観ていてすごく「かっこいいな」って思ってたので、誇り高いですし、このユニットに入れて今すごく嬉しいですね。

メンバーの皆さんもすごく仲が良さそうで。

福崎:そうですね。特に(細田)佳央太とはずっと……小学5年生くらいで僕が入った時から佳央太くんがいて、ずっと仲良くさせてもらってるので。僕がわりと人見知りなんですが、佳央太が誰とでも仲良くなれる人なんで、(藤原)大祐とか隼ちゃん(田川隼嗣)とかを巻き込んで一緒に仲良くなれるというか。みんなで話すことが多くて、かなり明るい新人たちなんじゃないかなって思います(笑)。

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2月15、16日の東京・両国国技館は「ハンサム」史上最大規模の会場です。意気込みを聞かせていただけますか?

福崎:うーん、まあやっぱり、それを聞かされた時も不安がどんどん重なっていってたんですけど(笑)。でもやっぱり、選ばれたからには自分のやれることはしっかりやらないといけないし、それこそこれまでの「ハンサム」の積み上げてきたものが自分の背中に、肩に乗っかってると思ったら、それを汚すことはできないし……。でも先輩の真似事をしたいわけではなくて、受け継いできた「ハンサム」だけど、僕たちの色の「ハンサム」にしたいなっていうのは心から思っています。

お話を伺っていると、すごくマジメな……。

福崎:そうなんですよね(笑)。こういう話をしているとすごくマジメな人になってしまうんですけど……。

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では最後に、楽しみにしているファンの方々にメッセージを。

福崎:そうですね、僕もダンスとか、歌とか、人前に出すって意味では初めての経験が多い中で……自分のやりたいことっていうか、できることをやるのはもちろんなんですけど、もともと全然できなかった僕が、全然できなかったものを、ステージでちゃんと人に見せられるぐらいのものになっているのをお客さん方に観てもらって、「自分も何かちょっとやってみよう」みたいな気持ちになってもらえたらうれしいなって思います。背中を押す、ちょっとそういう存在になれたらなって思います。

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ふくざき・なゆた 2001年11月5日生まれ、茨城県出身。ミュージカル「黒執事」でシエル・ファントムハイヴ役を2年連続務める。最近の主な出演作に、映画『いぬやしき』、『平成仮面ライダー 20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』、『サムライマラソン』、ドラマ「CHEAT チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」、「スカーレット」など。

福崎那由他さんサイン入りチェキを1名様にプレゼント!

応募方法は
①Sparkle公式Twitter(@Sparkle_stage)をフォロー
②Sparkle公式Twitterに「福崎那由他さんチェキ希望」とDM
※応募締切:2020年2月20日(木)23:59まで
※当選者にはDMの返信にてご連絡差し上げます。


15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」

SCHEDULE
2020年2月15日(土)①13:00開場・14:00開演 ②18:00開場・19:00開演
2020年2月16日(日)③12:00開場・13:00開演 ④17:00開場・18:00開演

会場
両国国技館 〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目3−28
JR総武線 両国駅西口下車 徒歩2分
都営地下鉄大江戸線 両国駅下車 徒歩5分
http://www.sumo.or.jp/Kokugikan/access/
CAST
石賀和輝、太田将熙、甲斐翔真、小関裕太、鈴木仁、田川隼嗣、福崎那由他、藤原大祐、細田佳央太、正木郁、松岡広大(16日18:00公演のみ出演)、三船海斗、渡邊圭祐
15th Anniversary Guest
2月15日(土)
青柳塁斗、植原卓也、風間由次郎、平間壮一、水田航生、吉村卓也(19:00公演のみ出演)
2月16日(日)
青柳塁斗、猪塚健太、植原卓也、風間由次郎、神木隆之介、桜田通、松島庄汰、水田航生

TICKET
座席指定席引換券:8,000円(税込・お土産付き)

販売プレイガイド
チケットぴあ : https://w.pia.jp/t/handsome/
LINEチケット : https://ticket.line.me/sp/SHL_15th
※ご注意:詳細はプレイガイドの購入ページの案内をご確認下さい。

写真:増田 慶
テキスト:田代大樹

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