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I Want It All

おはようございます。緊急事態宣言が解除されることになって、世の中が新しいスタートをきろうとしていますね。ここ最近の自粛生活で、新たな発見をした方は多いと思います。自分の生活を省みたり、心に余裕が案外ないことに気づいたり。わたしはがむしゃらに進んできた生活を一旦ストップして、今までのこととこれからのことを考えるいい機会になりました。少しずつ、今年のやんわりとした計画が浮かんできました。わたしには今年だけでもやりたいことがたくさんあります。リストに書ききれません。


さて、題名のI Want It Allですが、日本語にすると「全部欲しい」と訳されます。ハイスクール・ミュージカルのシャーペイとライアンを思い出す方、多いのではないのでしょうか。全部欲しい―――わたしは欲張りなので、自我を持ったときからそういうマインドに頭が縛られていたように感じます。しかし、ここ最近妥協をすることの重要性を知りましたね。完璧主義で凝り性なので、手に入れるまで絶対に諦めなかったし、それが功を成して来たから今があるのは間違いないのですが。


いざ大学を卒業してお仕事をして、これからのキャリアパスについて考えたときに、80歳まで生きるつもりではあっても全然時間が足りないんですよね。学位も取らなきゃ、免許を取らなきゃ、結婚も、子どもも、遊びも、旅行も、海外生活も、、、時間が足りない。そうなると、優先順位が高いものから順に実現していかなければならない。何かを諦める。妥協する。犠牲にする。今までのわたしなら、妥協は無理だからどうにか自分が頑張れば、全部できるかもと150%の力を出す生き方でした。妥協することに恐怖を持っていたんです。


でも、やっぱり150%の力を出したとしても、自分の意思決定の範囲外で物事が回ることもある。例えば、就活で自分が力を入れて努力したとしても、選ぶのは会社だし。できることは全部やって、選んでもらえなかったときに「わたしの努力不足だったのかな」と自分を責めても無駄なんですよ。責めても、現実で目の前にある事実は変わらないから。だからこそ、自分がマネージできて、大事なものだけを選ぶことが、楽になれる秘訣なのかもしれません。本当は全部、I Want It Allの精神が通じて、手に入れられたら嬉しくて楽しくて、人生がもっと充実したのかもしれないけれど、きっとそういう世界の回り方がわたしにはあっていないのだろうと思います。大事なことやものをいい方向に導いていくためには、いらないものを削ぎ落としていくのがいいのかも、と気づきました。タスクを書ききれないToDoリストも、余分に持っていた洋服や、処理しきれない思考や思い出も、全部整理整頓して、必要なものだけを持っていればいいかな、と。


ミニマリストとか、シンプルに生きるとか、そういう考えにもきっと通じている気がします。妥協するということから、どんどん思考が広がっていって、生きる方向性まで変わってくるなんて思っていませんでした。たくさんのモノに囲まれて安心していた自分が居なくなっていったり、仕事にもそれが反映されていったりするのかと思うと、だんだんこれからが楽しみになってきますね。「妥協する=手放す=楽になる」なのかな。必ずしも妥協することは犠牲にすることではないのかも。そんなにマイナスに捉えなくてもいいんだと思います。本当は。
わたしも新しい生活を始めるつもりでいるので、力みすぎず、身体を水に浮かせたような感覚で頑張ります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。人に読んでもらえるようにいろいろ文章の構造を考えるべきだったんでしょうけれど、今回はエッセイとして書いたままを投稿します。それでは~

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