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GIGAとコロナの交差点(1) 2020年教育ICTムーブメントが起こる!

ブームをどう作るのか?

私は、2010年からスクールタクトという授業支援システムを作り、2015年に起業しました。

スクールタクトを作り始めた10年前から、公教育の中に ICT が入るためには「エコブーム」のような波を作る必要があると考えていました。

エコブームは景気対策の口実という評価もあるけど、環境に優しいものを作ろう、買おう!というちょっとした人々の配慮が雪だるま式に大きくなって、人の価値観が変わったという側面は大いに意味があることだと思います。

公教育において、このエコブームみたい人の価値観ががらっと変わる体験ってどのようにすると起こるのか?

先生・生徒・保護者という公教育にか関わる関係者だけではなくて、みんなが「このままの学び方じゃいけない」「このままの学び方だとやばい!」って思うためにはどんな条件が必要なのだろうかというのを10年考えてました。

そのとき、新コロナが現れました

学校が一斉休校となり、一部ですが公立学校でも在宅でオンライン朝の会を行ったり、先生が授業をyoutubeにあげて、児童生徒がそれを観るなどICTの利活用が始まりました。

事例:休校でも学びをあきらめない!全国の先生の工夫を紹介!画像1

また企業では、テレワークも始まり、研修もオンラインで行われるようになりました。

事例:企業向け「schoolTakt」を活用した遠隔相互学習を実践
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コロナによって在宅で働く・学ぶことが必要となり、必然的に ICT を使わなければならないシチュエーションが生まれました。

一定数以上の人がICTで学ぶ体験をしたことにより、人の価値観が変わろうとしています。

GIGAとコロナの交差点

また、文科省によりGIGAスクール構想というものが始まろうとしています。
公立小中学校に1人1台の端末を整備しようというものです。

さらに経産省も文科省と連携して、これまでにないスピード感で教育ICTの整備に邁進されています。

まさに2020年、GIGAスクールと新コロナというタイミングが重なり、10年間考え続けて実現させたかった教育ICTのムーブメントが起こる材料が揃いました。

まさか感染病によって動き始めるなんて夢とも思いませんでしたが。

GIGAスクールとコロナが交差する今だからこそ、ずっとできていなかった学びに対する大きな意識改革を行えると思っています。

それは学習者主体の学びです。(次回に続く)

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