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【インタビュー】宇宙輸送部:Arash Piranさん編

こんにちは、インターン生のMaxyです。
今回は、宇宙輸送部のArash Piranさんにインタビューしました!!


~オーストラリアで過ごした少年時代~

私はオーストラリア出身で、幼少期をシドニーで過ごし、10歳からはゴールドコーストで過ごしました。子供の頃は、サッカーをしたり、近所の友達と過ごしたり、学校に行ったりしていました。とても活発で、スポーツをするのがとても好きな子でしたね。高校に入学するとすぐに、エンジニアリングの道に進むことを決めました。物事がどのように機能するのか、なぜ機能するのかということに常に興味を持っていたので、アイデアを実現するために必要なスキルを身につけたいと思ったからです。

~高校卒業後はどのような活動を?~

グリフィス大学で機械工学を学ぶことにしました。やる気があったので、グリフィス大学に在籍していた4年間は、学業と並行して積極的にボランティア活動や、多くの社会のエンジニアリング・プロジェクトで経験を積むようにしていましたね。常に自分を成長させる機会を探していたので、最終的に海外留学を考えるようになりました。

3年生のとき、私は岐阜大学での研究と論文執筆に応募し、合格しました。そこで1学期を過ごし、グリフィス大学卒業後、岐阜大学の修士課程に戻ることにしました。修士課程修了後は、日本の航空・宇宙分野のエンジニアとして活躍しています。

~いつから宇宙に興味を持ったのですか?~

宇宙船や航空機にはとても興味があり、いつか自分もそのような乗り物に携わることができたらと思っていました。幼い頃から宇宙に興味を持っていましたが、宇宙の仕事に就くまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。

私は、燃料開発や燃料資源の特性に関する専門知識を身につけて、持続可能で効率的な方法で燃料資源を最大限に活用する方法を見つけたいと考えていました。そのため、学士論文と修士論文でエネルギー工学を専攻し、特に熱化学変換プロセスを学びました。推進技術者として働く機会を与えられたとき、SPACE WALKERは自身のエネルギーに関する知識と航空宇宙への興味を組み合わせるには最適なキャリアパスだと思いました。

~日本を留学先・就職先に選んだ理由~

日本は、革新的で高品質、かつ信頼性の高い製品を設計・製造することにおいて、世界のトップレベルにあるという印象を持っていました。影響力のあるエンジニアになるためには、異なる文化的視点からエンジニアリングを学ぶことで、問題解決能力を高める必要があると考えていて、そのためには、日本から始めるのがいいのでは、と思いました。

~日本の宇宙産業に期待すること~

日本では、民間企業が宇宙技術を開発する傾向が強まっています。宇宙産業の民営化は、将来的に誰もが宇宙にアクセスできるようにするための実質的なステップです。再使用可能なロケット、新しい推進システム、先進的な複合材料など、航空宇宙の主要技術について行われている研究と合わせて、日本が最先端で持続可能かつ経済的なソリューションを促進するために重要な役割を果たしてくれることを期待していますね。

~今後の目標:日本の宇宙産業やSPACE WALKERにおいて~

宇宙産業において、国際協力は非常に重要な要素です。私は日本と母国であるオーストラリア、そして他の国々とのコラボレーションをサポートし、先進的な技術を育てていきたいと思っています。

SPACE WALKERは宇宙産業の限界に挑戦しています。どのような事かと言うと、現在の宇宙産業に再使用可能な軌道上のスペースプレーンを開発するための設計図・計画が無いという点で、同社はこの技術の最先端に位置していると思っています。SPACE WALKERは、革新と新しい技術の始まりのためのインキュベーションであり、私はエンジニアとしてまさに望んでいるところです。この分野や航空宇宙分野における工学的問題の解決にできるだけ貢献していきたいですね。

Arashさん、貴重なお時間ありがとうございました!

取材・文:Maxy