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大阪から東京へ。リアルな場所を通して大学生に今届けたいこと

こんにちは!あらゆるスペースを簡単に貸し借りできるスペースシェアのプラットフォームを運営する、スペースマーケットです。

私たちは、
場所のチカラで あなたにエール
というタグラインを掲げ、「場所のチカラ」を通じてあなたの「何か始めたい」「やってみたい」という想いを応援しています。
そしてこのタグラインを体現するプロジェクトとして、弊社の原宿オフィスのラウンジを使って生まれた応援ストーリーを紹介していきます。

第三弾となる今回は、貧困や障がいなど困難を抱える人の自立支援に奮闘する若き起業家たちをゲストに迎え、パネルディスカッションや大学生との交流会を開催されたNPO法人CLACKの前田さんにイベントの背景や思いを伺いました。

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大阪から東京へ。学生に広く知ってほしい

貧困層の高校生にプログラミング学習支援をおこなうNPO法人CLACKでは、大学生が直接高校生にプログラミングを教えています。そういう意味では高校生と一番距離が近い大学生に広くうちのプロジェクトに関わって欲しいなと思っています。元々大阪を拠点に活動していて、大阪では一定数の大学生を採用していました。今回、東京拠点開講に向けて準備している中で、まずは東京の大学生に対面で僕らのことを知って欲しいという思いからこういった会を開催しました。

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パネルディスカッションの様子

場所を探すことの難しさを感じていた

大阪では拠点として使っている教室はあるんですが、東京には固定の拠点がないので、事務所としてコワーキングスペースを借りたり、他のNPOさんから場所を借りたりしていました。どうしてもリアルでイベント開催するとなると広さも必要になるので、場所を探すのはハードルが高いですね。2か月くらい前から今回のような東京で大学生を集めるイベントをやりたいっていう構想はあって、ちょうどそのタイミングでスペースマーケットのこのプロジェクトについて伺いお声がけしたのがきっかけでした。

巡り巡って何かのきっかけになっていれば

交流会中に連絡先を交換している姿をみて、2年前僕もこんなことやってたなあと思い出しました。「起業はしてみたいけど、どうしたらいいんだろう」と相談してくれる人や、JICA海外協力隊の経験がある登壇者にそのことについて深く突っ込んだりしている人もいましたね。次に行くステップを踏み出したいけど、どうしたらいいんだろうと悩まれてる方のちょっとした助けにはなったんじゃないかなと。ここに集まってきてくれた人たちがどれだけ登壇者の団体に関わりたいと思っていただけるかが今回のイベントの趣旨だったんですが、多分こういうのが巡り巡って何かのきっかけになるんだろうなと思うと、ひとまず今日のイベントは成功だったんじゃないかなと思っています。

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若手起業家たちを交えての交流会。大学生たちの真剣な表情が伺えます

学校の教室という空間を飛び越えてできること

CLACKが支援する高校生には、3ヶ月間プログラミングを学ぶだけでなくこの教室を通して社会を生き抜いていく力も身につけてもらいたいと思ってます。
今後東京で活動の幅を広げていく中でも、今日のようなスペースで気軽に大学生と高校生が交われる空間を作っていくことは大事です。‘学校の教室’を飛び越えて「こんなところでも勉強できるんだ」と思ってもらえる空間の力って大きい。実際、今までとは違う場所で勉強をしていると、高校生の目の輝きが違うときもあるんですよ。高校生にとって選択肢が広がって、勉強や自身の成長に繋がってくれたらいいなと思いますね。

対面で感じる「人がそこにいる空気」や「情報量の多さ」

オンラインはオンラインで良さがあって、例えば沖縄の人と北海道の人が繋がりやすかったりします。一方で、対面で「人がそこにいる」空気とか熱っぽい感じとか、全身を見たときの情報量の多さは違うなと。あとはわざわざ足を運んできたことの重みも含めて、場所があることによってできることや始まることも多いなと思います。
今回の登壇者である、一般社団法人チョイふる 代表理事の栗野泰成さんや、一般社団法人Knocku 代表理事の岡田美優さんの活動もリアルな場所が必要です。集まることでこのような活動に目を向けていただき、社会課題に対して頑張っている人たちがいるということをもっと広く届けられるといいなと思っています。

前田勝紀(まえだかつとし)

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困難を抱える高校生を対象に、対面でプログラミング学習支援を実施。今年の9月から、東京で3ヵ月のプログラムをスタートさせる。NPO法人 CLACK 東京エリアマネージャー。