見出し画像

勝手にオリジナルを生みだしちゃう「制約🙈」で問題解決!【革の新作づくり|タブレットスタンド|#3】

(無|2462文字、有|1292文字)

ども「そぞのぼ」です^ ^

【革製タブレットスタンドの新作づくり】シリーズ、
3回目になりましたー。

ここまではアイデアが産まれたところから、
画用紙を使った試作づくり
そこから発生してきた3つの問題点という流れで話を進めてきました。

そしてその問題点も
前回までで2つをクリア。

正直なところ…
今回の新作づくり…

順調すぎる!

逆に何かありそうで怖い…。

残り1つ!ストッパー問題。

とはいえ、
怯えていてもしょうがないので先に進めていきます!

ということで、
さっきも出てきた問題点の3つをもう一度おさらいするとーーー

1.角度の調節。
 2段階調節ができ、折りたたみもできる案が思いついたので◎。

2.革の折りたたみ。
 この点については前回、革の特性から3つの方法を思いつきました。

画像1

前回の無料部分ではここまで。

「さて、この3つのうちどれでしょー?」というあまりにも無茶な3択クイズを投げかけて終わりました。

わかんないですよねー…。

ということで、
今回は答え言っちゃいます!

答えは③。
理由については前回の有料部分で
3つの方法について考えられる点をそれぞれいくつかあげていきました。

その結果!
3つともメリットデメリットいろいろあるけどそんなに差はない状態…。

その中でどれか1つを選ぶとしたら?
ということで③で仮決定しました。

今後、
革を使った試作を作っていくので
それができた段階で
この選択でいいのかわるいのかを考えてみようと思ってます。

というわけで!
残す3つめの問題「ストッパー問題」。
斜めの面はできたけど、
このままだとまず間違いなく
タブレットがパタンッと滑って倒れてしまうので
どんなストッパーでタブレットを安定させるか?

前回、
有料部分の最後に
『残すストッパー問題は、
「そぞのぼ」ならではの「制約」をからめていくことで解決できそうな気がしています。』という話で終わりました。

なので
今日はまずこの
「そぞのぼ」ならではの「制約」というところから
話をしていきます。


オリジナルを生みだす「制約」

制約とは――
「ある条件や枠をもうけて、自由な活動や物事の成立をおさえつけること。」

自由をおさえつける?

オリジナルとはなんだか真逆のような気がしますよね。悪いイメージを持っている人も多いんじゃないかと思います。

僕もはじめはそう思っていました。
ただ
「そぞのぼ」での作品が
何種類か数ができあがるようになってみて
ふとあらためてその作品たちを眺めてみると
自然とオリジナルな作品たちの集まりになっていたんです。


「そぞのぼ」の革作品には、
大きく2つの制約があります。

1つは、
「草や木から採れた色で染めあげた草木染めの革を使うこと。」

画像2

これはそんな革を使ったツートンミニ財布。
(※写真をクリックすると作品ページを見られます。)

今現在で、
すおう染めの革(赤)
きはだ染めの革(黄)
藍染めの革(青)
ログウッド染めの革(黒)の4種類。

これに
生成りの革(ベージュ)を加えた
5種類の革をつかって革作品を作ってます。


もう1つの制約は「使うものは革と糸だけ。」

画像3

こちらは長財布ですが、ボタンから留め具まですべて革製です。

どちらもオリジナルに繋がる制約ではあるんですが、
今回はこの2つめの「使うものは革と糸だけ」に焦点をあてて話をしていきます。

このことを決めたきっかけは、
オリジナルなものを作りたいからというわけではなくて、
単純に「金具を使いたくない」という理由があってのことでした。

金具を使っていた時期もあったんですが、どうしても革の寿命と比べてしまうと先に壊れてしまうということがありました。
というわけで金具を使わないと決めたわけなんですが

そこからが大変…。

ボタンでぱちんっと留めれれば済むような簡単なことができないんです…。
やめておけばいいのにねー…。

さて、
そんな制約を設けた後の作品たちはどうなったのか?

画像4

例えばこのキーケース。
ズラッと鍵が並んでいて、
持ち運ぶときは蓋を閉じ2つ折りにして革の留め具で留めるという仕組みです。

どうでしょうか?
なかなか見たことのないオリジナルなキーケースじゃないですか?

もちろん普通に金具を使ったもの以下の使いやすさになっては意味がないので、
それと同じかまたはそれ以上のものを実現できるアイデアを思いつくまではとーっても大変です。

ただ、「制約」というものは
悪いことばっかりでもない
ということがこうしていくつかの作品ができあがるようになってわかってきました。


「あえて」もありかも。

これに気づいてからは
あえて「制約」を設けるようにもなりました。

作品自体に設けることは
すべての作品のテイストにも関わってくることなのでなかなか手が出せないところですが
作業に設けることは割と簡単にできたりします。

例えば「作業をする時間」。
もちろん質は落とさないよう気をつけながらですが、
締め切りを設けたり
タイマーをセットするなど
「あえて」作品づくりの時間をなくしてみる。
そうすることで意外な早業テクニックが見つかったり、集中力が高まったりします。

他にも「作業する場所」。
「あえて」狭くすることで、
効果的な道具の置き方だったり
狭いなりの作業の方法など新たな発見があったりします。
もちろんこちらも作品の質には気をつけつつですが
やってみるとなかなかおもしろいですよ。

他にも「制約」になるものは沢山あると思います。
よかったら試してみてください。

作品自体に設けることは
なかなか難しいとは書きましたが、
オリジナルな作品づくりに悩んでいる方は作品自体の「制約」にも目を向けてみると
オリジナルにつながる意外な発見があるかもしれませんよ。


というわけでまたまた話が長くなってしまいました。

このシリーズは【タブレットスタンドの新作づくり】についてのシリーズ!

忘れてしまうところだった…。

さて問題点の3つめ。
「ストッパー問題」なんですが…

無料部分…

ここまで…

です。


「えーーーーー!」

ですよねー…。

これまででお話しした
「そぞのぼ」ならではの「制約」というのが大きなヒントになってるんですが、

もう1点だけヒント!

画像5

先ほども登場したキーケース。
ここにそのストッパーになる仕組みのヒントが隠されています。

どんな方法でタブレットを安定させるのか?
ぜひ考えてみてくださーい。


ここから先は

1,206字 / 3画像

¥ 150

新作づくりの栄養になります🍼