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「試作」では完璧🥇を目指さない。【革の新作づくり|タブレットスタンド|#5】

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ども「そぞのぼ」です^ ^
【革のタブレットスタンドの新作づくり】シリーズ5回めー。

前回の大ヒントでもう形をイメージできた方は多いんじゃないかと思います!

今回はいよいよ
実際の革をつかった「試作」に入っていきますよー。

「試作」で大切なのは「手を抜く」こと。

「試作」というとついついやってしまうことがあります。

それは…

はじめから完璧を目指してしまうこと。

なぜだか、
(もしかしたら1発でできるんじゃ…)とか思っちゃうんですよねー。
それで、
(1発でできるのなら、はじめからきちんと作っておいたほうが早いんじゃ…)って思うんですけど、


できた試しがないんですよねー…。
これまでに1度たりとも。

というわけで、試作の「特にはじめての時」は注意して「手を抜きます」

これが良い作品への近道!
何度も完璧に作り込んだ末の数々の失敗を経て最近になってようやく学びました…。


「試作」でイメージしづらければ、
服を選ぶ時の「試着」で考えてもらうとわかりやすいと思います。

「試着」をする時、
欲しいものが上着だとしたら「気になる上着だけ」を試しに着ていくと思います。

それを上から下までトータルでいちいち着替えていたら?
「時間」がどれだけあっても足りない…。

試着のたびに試着したものを買っていったら?
今度は「お金」がなくなり、似合わない服がタンスの肥やしになっていきます。

「試作」でも同じようにいちいち完璧を目指してしまうと「時間」や「お金」がどんどん減っていきます。

なので「試作」も「試着」もあくまで「試すところ」。
必要のないところはドンドン省き、「気になる上着だけ」(問題点)だけに絞って進めていきましょー。


ということで、
今回でいうと
アイデアの段階ででた3つの問題点。

①角度の調節。
②革の折りたたみ。
③ストッパー。

この3つに絞ってあとは全体像が把握できるくらいの完成度で作っていきます。

その上で問題がでたらまた次、また次というふうに、
あえて「質」を下げて「量」を多くすること
これがよく練り上げられた良い作品に繋がっていくと思います。

「手を抜く」ところがわからない時は…。

ではいざ試作!

材料の「革」もここでは普段使う革ではなく余った端っこ部分などの使わない革を使って「手を抜きます」。

まずはパーツをカット。
(余ってたちょうど良い大きさの革がヌメ革ときはだ染めの革しかなくてツートンになってしまってます…。)

画像1

これを見てまず思ったこと。

(縫うの…大変そ…。)

 よっぽど「手を抜こう」かとも思ったんですが…
見た目などにも大きく影響してくるところなので
ここはしっかり「手縫い」していきます。

ここら辺の
「しっかり作り込む」ところと「手を抜く」ところを
区別して選び取るのはなかなか難しいところかもしれません。

どう選びとったらいいのかわからない場合は…

キッパリ割り切って、わからないところは全てしっかり「作り込んで」しっかり「失敗」しましょー。

少しづつ「手を抜く」場所が分かってきて試作もスムーズになってくると思います。

またアイデアを出す人と作り手が別の場合。これはそれぞれで「手を抜く」箇所があると思うのでそこをうまく伝え合うことがスムーズな試作につながると思います。


ということで、

ちくちく…。

今回はここまでー。
ここからは有料になります。
続けてすべてのパーツを縫い合わせていってタブレットスタンドの形に仕上げていきます。
今回は写真が多め。
うまくいったところもあれば新たな問題も…。

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