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pib book第一弾 : 2つのテーマでお届けするイラストブック「PATTERN」&「ALONE」

pibから生まれたイラストブックシリーズ「pib book」。
本日4月1日から予約分の発送を開始いたしました。

今回はpib bookの第一弾でリリースされた「PATTERN」と「ALONE」について、少し詳しくご紹介したいと思います。

創作イラスト向けスマートフォンアプリ「pib」

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「pib book」公式ページ

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pib bookの企画会議


ひとつのテーマで、もう一歩遠くまでつながる世界

pibチームでは日々、投稿いただいているイラストを拝見しながら、私たち自身がまだ知らなかった多くのクリエイターと魅力的な作品に出会い、どうすればより良い届け方ができるのかについて考えています。

不思議なもので、膨大な数のイラストと向き合ううちに、異なる作品の間につながりを感じたり、「自分はこういう傾向の作品を選んでいるんだな」という共通項が見えてくることも。
そのレールを逆走して、「1つのテーマを通して、さまざまな作風のクリエイターと出会う機会を作れないだろうか?」というチャレンジを、アプリを飛び出してやってみようというのが、pib bookの発端でもありました。

かつ、好きなテーマを他の誰かとも共有できる、「贈る」イラストブックに……。

そんなコンセプトをベースに、さまざまな案を持ち寄りながら、第一弾として登場したテーマが「PATTERN」と「ALONE」です。

pib book 01:PATTERN

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ユーモラスな柄を考えたり、グラフィカルな彩りが楽しい「PATTERN」

pib bookの記念すべき1冊目。贈るためのイラストブックとして、さまざまな案が出た中からはじめに「やろう」と決めたテーマが「PATTERN」でした。

広く親しまれるスタンダード・ナンバーのような、多くの人がイラストを楽しむ一歩目になり得るような。「柄」をテーマに、イラストへの入り口を広げるようなセレクションを意識し、3人の作家の方々にご協力いただいてまとめた一冊です。

表紙も飾っていただいている、killdiscoさんの作品は、イラストの中で柄がグラフィック的に機能していたり、絵をリピートすることでパターン的な表現をしていたり、ポップさと表現の多様さが魅力です。「PATTERN」収録作以外にも、ラフなタッチのモノクロドローイングなど、pib(アプリ)内でも多彩な作風のイラストを投稿いただいています。

2人目は、シームレスパターンを描かれている、たいちゃさん。pib bookの企画が立ち上がる前から、pibチーム内でも「こんな可愛いのが投稿されてる」と話題に上がっていました。日常の中にあるものたちがリズミカルに並べられたパターンは、どれも楽しくユーモラスです。よーく見ると、それぞれのパターンに一つづつモンスターが紛れ込んでいます。

そして、素敵な柄のテキスタイルを纏う女性たちを描く、いさおさん。印象的な配色やさりげないポージング、指先をぱっと彩るネイルまで、自然なお洒落さが魅力的です。動物が描かれたシリーズでは、生き物と服のコンビネーションからも人物の内面が伝わってくるよう。アナログの筆跡から感じる絵具の質感まで、じっくり楽しみたい作品たちです。

三者三様のアプローチが楽しめる「PATTERN」。幅広い方におすすめできる、楽しい本に仕上がっています。

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pib book 02:ALONE

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穏やかで少し寂しい、じんわりと愛おしさをにじませる「ALONE」

贈り物を意識したイラストブックのテーマとしては、ちょっと変化球とも言えるのが2冊目の「ALONE」。

じっくりと絵を眺める時間を思い返してみると、週末に部屋でのんびり過ごしているときや、気分転換に休憩したいとき……。心を落ち着けて、ひとりの時間を楽しむ時であるように思います。そんな、自分と向き合って安らぐ時間に眺めてほしい3人のイラストをまとめたのが、この「ALONE」です。

表紙と巻頭に登場する、しらこさん。まさにこの一冊のテーマになっている、ほの寂しくも豊かな「ひとり」の時間を描いた作品を収録させていただきました。しらこさんは、ちょうど2月にも青山のHB GALLERYで「ひとりでも楽しい」というタイトルで個展を開かれており、日常の中でのそうした時間に、温かい眼差しを向けられているのが分かります。

漫画家でもあるカシワイさんの「ALONE」収録作は、イマジネーションの世界に入り込んだような少女が描かれます。夢の中みたいに、少し不思議な空間で、ひとりぼっち。だけれど、その世界の中にも別の存在の気配を感じたり、むしろ自分を解放できたり……。近未来のようで、懐かしくもあるような、さまざまな心象風景と出会う楽しさがあります。

最後に、ファンタジックな世界にたたずむ人物を描く、みっちぇさん。地平線の向こうまで続く壮大なスケールの景色を前に、「ひとり」の存在はちっぽけなものです。しかし、どこまでも進んで行けそうな美しいフィールドを前にすると、わくわくと冒険心が湧いてきて、なんだか背中を押される気持ちになります。旅立ちの予感を感じさせる、勇気を与えてくれそうな作品たちです。

「ALONE」が、ひとりを楽しみ、自分を慈しむ時間に寄り添える一冊になれば嬉しく思います。

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もちろん、pib bookシリーズはこの2冊だけでは終わりません。これから夏の刊行に向けて、第二弾の企画がスタートします。

今年に入ってpibアプリのAndroid版がリリースされ、作品数も日に日に増えてきました。新規一転。新たなシーズンのテーマも一から考えていきたいと思いますので、徐々に増えていくpib bookに引き続き注目ください。


第一弾「PATTERN」「ALONE」は以下から購入いただけます。ギフトにもご自身のコレクションにも、ぜひ新鮮な作品との出会いを楽しんでいただければ幸いです。

pib book公式ページ

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