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会社辞めて暇になったからポーカーで50万円錬金してみた。

どうもー、そうじろうです。Noteをお読みいただきありがとうございます。

2020年1月にポーカーを打ち込んでみたので、やってきたことをツラツラ書いてみようかなと思います。ポーカースターズのZOOMをやる人は是非読んでみてください。

導入

さてさて2020年が始まりまして、オリンピックもあるし今年はきっと華やかな1年になるのかなと思いきや、私2020年初っ端に晴れて無職となりました。

厳密にいうと、まだ休暇を取得している最中なので在籍中ですが、まぁ生活は無職みたいなものです。

元々とある外資系の東京オフィスに新卒から勤務していたのですが、中々ハードな業界でして体力的精力的にちょっと休息を入れたいということで一旦仕事から離れることとにしました。

というわけで、念願のニートになって時間があるので今まで趣味としていたポーカーにちょっと向き合ってみようかなと思い、200$だけ入金し1か月間でどれだけ増やせるか、ひたすら打ち込んでみました。

20万ハンドの軌跡

とりあえずポーカースターズに200$を入金してそれを増やしていきます。

ポーカーにもいろんな種目はありますが、僕は基本的にNLHのZOOM専門、たまにキャッシュゲームをやる程度でトーナメントはど素人です。

といわけでほぼZOOMだけで1か月間20万ハンド打ってきました。

結果はこんな感じです。

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上々ですね。感覚的には下振れを全部50NLでうけおい、ほかのレートは全体的に上振れているって感じです。

それに加え久しぶりのログインだったこともあり、レーキバックの割がいい期間が長かったのでそれも合わせると200$⇒4500$になりだいたい50万円くらいになりました。


これだけWinrate出てれば、そりゃ右肩上がりで順調だったんでしょう。

なんて思いきや勿論そうはならないのがポーカーというものです。

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ハンド数が多いので遠目で見るとそんなことないように見えますが、1000bbの下振れは当たり前、3000bbの下振れもありますね。

表の中に5NL/10NLのステークスの成績も入ってますが、ぼくはそもそも200$入れたとき、正直舐めてていきなり25NLから入ってました。

そこでは順調に稼げてたのですが、500$程溜まって50NLにあげたときに痛烈に下振れ、5万ハンドくらいにわたって50NLで3000bbほど下に飛びました。

そこでバンクロールの維持が困難になったので、5NLから打ち直した経緯があります。

表で見ると12万から13万ハンドくらいにめっちゃ平坦な箇所がありますが、そこが今までの10分の1のレートでせかせか稼いでいた期間です。笑

まぁ破産しないためのバンクロールの管理はそれとして、せっかくなのでもう少し技術的な工夫にも触れてみます。


<プレイの見直し①>

50NLが下ぶれたとき、下ぶれという言葉を便宜上使ってますが、ミスも多く特にBBのディフェンスに難があることがわかりました。

プレイするのが4か月ぶりくらいだったので、そのくらい期間が空くとかなり周りのレベルが上がっているものです。

少なくとも半年前は50zだとオーバーベットもそこまでなかったし、相手のチェックレンジにオーバーベット叩きこんどけばけっこう勝ててたんですが、今やそんなこともなくなってきています。


そういうわけで、環境の変化に適応するため自分のリークを探します。

リークを探す際は、ぼくはポジション毎のWinrateから確認しています。

まずは最低10万ハンドを打つこと。

そうすると各ポジションで約2万ハンド溜まることになり、そこでようやく分析の糸口が見つかります。


今回修正したのはProbe bet(IPからのCBが打たれなかったときに、Turnで打つBet)の比率が適正から明らかに高く、またぼくはこのシチュエーションでオーバーベッドを多用するので、そのリークが収支にでていました。

こういうやつですね。


このProbe betは、IP側の強レンジは全てFrop CBに回りIP側コールレンズが弱まっていることが多いため、ブラフとバリューでオーバーベットを打つことが多い局面です。

しかしその按配は結構難しく、すべてのドローで打ってしまうと、バリューコンボが足りず打ちすぎになってしまう。

その按配の感覚を養うにはPiosolverを使って1コンボずつ精査していく地道な作業を行うのですが、その作業は書き出すともう1記事できてしまうので別の機会として、とかくこのProbe betを、具体的には50%ほど打っていた値を40%弱まで落とします。

これはわりと分かりやすい修正ですね。

これに加え、オーバーベットもブラフ過多気味だったのでそれも調整していきます。

こういうやつです。これもハンド的にそこまで悪くないですが、さすがに全部で打ってたらやりすぎになります。


この辺のバリュー:ブラフの微調整ががちょうど12万ハンド辺りでガクッと下がっているときにかけた修正ですね。

その甲斐があったのか、たまたまそのタイミングだったのかは分からないですが12万ハンドから15万ハンド辺りまで昇竜拳の如く駆け上がります。

ひょっとしたらブラフのイメージがついた状態だったのでバリューが活きる環境になってたのかもしれません。


<プレイの見直し②>

昇竜拳の後は調整の下振れ。15万ハンドから18万ハンドあたりまで下落が続きます。

この辺ではもうほぼ100NLに戻って打ってるんですが、下振れはともかくどうにも調子が上がりません。


ぼくはこういうときは他人のプレイを参考にします。自分の才能を信用してないので。笑


同じく100NLでずっと同卓している日本人プレイヤーのStrategy.coaさんがいらっしゃいます。

彼は打てばそれと分かるほど強い。

なんとしても彼の強さを取り込みたいぼくは彼の去年から溜まっている全てのハンド履歴を徹底的に洗います。

もちろん許可なんて取ってません、ここは戦場ですから。笑

徹底的に彼の思考をInputしていき、どういう局面でどういう判断をするのか一つ一つ確認していき、自分と違う部分があればPiosolverにかけて検証を繰り返します。

これまたあまりに細かくニッチな話なので詳細書ききれませんが、結論だけ言えばTurnのコールレンジを僅か1%ほど広げ、Riverのコールレンジとレイズレンジをそれぞれ何ポイントか広げます。

非常に微量な差のようですが、100NLを超えてくるとほんの微量のEVを削りあう世界です。1%は大差であり、はっきりとプレイが変わります。


例えばこの辺のハンドは、A,Flushがレンジの中にヘビーになるブラインド3bet potにおいて、RiverはかなりきわどいCallになります。


こっちもですね。


ここら辺は微妙なところで、プレイの修正を加えたからいきなりコールするようになったわけではないですが、EVがギリギリの部分についての判断の助けとなっています。


赤線と青線を出してみると明白ですね。17万ハンド以降赤線が下がりどまっており、Strategy.coaさんのtweetのような赤線が平行線の形を保つようになりました。

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まぁそんな感じで、プレイしながらちょっとずつ修正をかけていきなんとかBRを200$から25倍に増やせた話です。


ZOOMという特殊環境にて駆け上がるには

これで、ほらおれすごいでしょと言いたい記事を作りたいわけではなく、ぶっちゃけ20万程度のハンド数での利益なんて、次の本格的な下振れでどうせ消し飛ぶので大したものでもないです。

たまたま切り取ったこの断面が好調なだけで。


ただ、一応去年も50万ハンドほどプレイした経験者として、ZOOMで勝つにためにどんなことをしているのかを最後に書こうかなと思います。

まず前提として今のZOOMの環境はめちゃくちゃ厳しいです。特に50NL辺りから格段にレベルが上がり、100NLはまた別世界、200NLは魔界です。レート一つ上がるごとにかなり大きな壁があります。

またポッと1か月数千ハンドだけ入るのと、1月10万ハンド以上入り浸るのでは難易度は格段に変わります。

ZOOMはリーグ戦のようなもので、対戦相手の研究を常にし続けることができるからです。

ぼくは主に100NLに滞留してますが、いわゆるREGと呼ばれるプレーヤーがどういう発想でやっているのか少し共有したいと思います。

ひょっとしたらもっと楽に勝っている人はいるかもしれませんが、ぼくはとにかくポーカーには才能がない人間で、もう毎日必死に食らいついています。


また技術的な面についてはこの記事では特に触れません。また別途記事にしたいと思いますが、ちなみに研究に関してはぼくはひたすらPiosolverと会話し続けてます。

<対戦相手をリスペクトする>

ZOOMをやってるとつい忘れがちですが、相手はロボットではなく生身の人間で、画面の向こうではあなたと同じくティルトしてマウス投げつけたりしてるのです。

リスペクトといっても尊重しなさいという意味ではなく、みんな(あってるか間違ってるかは置いといて)それぞれのロジックの中でプレイしていることを認めることです。


基本的に負けたくてしょうがない人はいません、勝つために色々考えてプレイしています。

例えばT3sとかで3betにコールしてきた、こいつは魚だ!とFishマークをつけてそれきりになってしまう場合はあると思いますが、重要なことは変な手を持っていたことではなく、それが自分のプレイにどう反映されるのかを考えることです。

実際のところよっぽど変なオールインでもしない限り、プリフロップのミスはそこまで響かない場合が多く、プリフロが変だからといってこっちのポストフロップも合わせて変なプレイをしてしまうとむしろマイナスEVになってしまうことだってあります。


特に100NLを超えてくると常駐しているREGの人数が限られてくるので、お互いかなりつぶさに研究してると思います。

ぼくは少なくとも1000ハンドほど相手の履歴が溜まった段階で、一通り過去のショウダウンハンドを見るようにしてます。ブラフハンドがどのくらいの頻度ででてくるのか、CBをどういうレンジで打っているのか、つぶさに観察する必要があります。

例え33%betを打ってきてもそれが全レンジなのか、例えOOPでチェックしてきたとしてそれがドンクレンジがあってのチェックかどうかで全くストラテジーが変わるからです。


また逆にUnknownに対して(ハンド履歴が全くない新参の方)は、基本的に相当Valueヘビーで打ち込みます。新規の方の9割はその日限りになるため自分のバランスがどうとかバレたところで特に問題ない場合がほとんどだからです。

一概にどういうプレイが全体最適で、なんて考えているとHUDもSolverも環境が整いすぎた現在のZOOMでは長期的に勝ち続けることは困難です。

簡易な全体最適なプレイなど、世の中調べればいくらでも出てくるからです。


Solverは答えを見つけてくれるツールではありません、あくまで決まったレンジに対しての解であって、現実的にあそこまでバランスされたBetが飛んでくることはありえず、そのため常に微調整が必要になってきます。

Solverを通じてあくまで考え方を養い、常に相手のことを考えたうえで都度都度自分なりに頭の中でSolverを回す必要があります。

これが、色んな意味で「相手を人間と認識して人間臭いアクションに対応する」ということかと思っています。


<好奇心を持って変化し続けること>

よく、ポーカーを始めたばかりの頃では、こういうシチュエーションのときは結局どうすれば1番いいのか、なんて疑問を持つと思いますが先に述べた理由の通り、汎用的な解は基本的に存在しません。

しかもある程度基本を押さえていれば、何をしてもそこまで差が出ないことがほとんどです。

ただ一つ言えることは、無限に可能性のあるポーカーにおいて、解を決めようとすることがそもそも勿体ないと感じています。

ぼくも無茶苦茶なプレイはよくしますし、そのたび反省します。

何となく弱気に見えたからオールインしてみたり。


ナッツ以外降りそうなのであればこんなことしたり。


同卓した日本人プレイヤーの方にツイッターで共有いただいたハンドでは、ドローヘビーと見て2nd pairでオールイン突っ込んでセットに憤死したり。



でもいいんです、大事なことは模索し続けること、変わり続けることです。

ぼくも20万ハンドうつなかでちょいちょい修正を加えていましたが、またこれもすぐ対応されるので、今後もその度微修正を加えていきます。

考え続け変わり続けること、そうすると引き出しが増えていきます。

困ったら同卓してる強い人のハンドを徹底的に洗ってみて模写してみるのもいいでしょう。また違った考えをもらえるきっかけになります。


最後に

そんなこんなで偉そうに書いてしまいましたがぼくも毎日ミスします。ぼくはミスをすると、1回離席してベットに突っ伏して落ち着いてからまた再開してます。

最近で一番ひどかったのはこれですね。解説は不要かと思います。

オンラインポーカーの1番のメリットである、いつでも離席していつでも入れるという点を存分に活かし、時にはテーブルを離れてアクションについて考えてみるといいかもしれません。


ぼくは時間あるときはPiosolverを使って、1場面に対して頻度を一切考慮しないコンボごとのストラテジーを組み立てたりしてます。

すべてのコンボ吟味してEVの変化を見ながらちょっとずつレンジをずらしていく、、なんて作業をしているとあっという間に1日が経ってしまいます。


またこれも一つの考え方を深める作業として有意義かなと思っています。


なかなか戦略に踏み込んだ記事にはできませんでしたが、何か一つポーカーライフに与える一つのきっかけになればと思います。


それでは読んでいただきありがとうございました!

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