年金(死亡保障)について

昔とった杵柄的に、ちょっとふと具体的なことを調べたいなと思って。

(昔ね、ちょっとだけ大手保険会社に務めてたことがあるのだよ)

年齢的に家庭持ちの情報や奮闘記がよく回ってくるんですね。
僕も僕の身近もそんなに家庭持ちいないんだけども。笑

んでまぁ、今回はそんな関係で死亡保障についてです。

死亡保障ってのは、事故や病気で死んだときに家族に渡るやつですねぇ。

事故の場合は例えば自動車事故の場合、任意保険などで支払いがあるかと。

今回は治療費とかは含まないどんぶり勘定なので、病気で急死した場合って感じかなぁ。

【設定】
親子3人:父・母・子
子の年齢:3歳

とします。

まず亡くなったときの収支
支払い…葬儀、墓地
雑収入…香典、市町村からのお悔やみ
(市町村からの、は自治体によって金額は違うかもしれませんが、僕の知るあたりは5万)

国民年金(基礎)の遺族年金
基礎780900+子加算224700=1,005,600円/年

月割……83,800円

子が18歳になるまで、2ヶ月に1度年6回に分けて受け取れます。

ってことで、任意保険で死亡保障に加入するか否かやその金額は、この【月8万】からあといくら必要か?の差分の計算になります。

例えば子が18歳になるまでの15年間、月15万の生活費を家族に保証したいとします。

足りないのは月約7万円ですね。

7万×12ヶ月×15年=1260万

1260万円ほどの預貯金や売却可能な資産を持っているなら、保険の必要はないかもしれません。

1260万円を個人で担保しておくという事が不可能だと感じれば、15年定期で加入したら良いと思います。

例えば今死んだ場合に家族に残せる資産が600万あって、もう600万を工面しておきたい。という事であれば、600万を貯めておく方法を探すか、保険金額を600万に設定して死亡保障に加入すれば良いんじゃないかなぁと思います。


片親の収入と遺族年金でどうにか生活してもらえそうだけど、18歳から大学卒業までの面倒も見てあげたい。と思えば、今度は年金分を工面しておく必要がありますね。

例えば同じように月15万の場合、
8万×12ヶ月×4年=384万円

400万円ぐらいはいつ何があっても良いように、余分に貯めておこう!ってのはお仕事や状況によってはそこそこイケそうな気がします。

384万を15年月割すると、約21,000円

ので、NISAとかに毎月このくらいの額を投資しておいて「万が一自分が死んでも子が18歳になるまで続けてもらって、そして大学卒業までの足しにして欲しい。」とパートナーや親族などに情報共有しておけば良さそうです。

複利なんで、子が18になるまで投資し続けなくても384万には届きますし。

企業にお勤めの方は厚生年金かと思うので、厚生年金だと遺族年金の支給金額は収入に応じて上がりますし、子が18歳になってからパートナーが老齢年金を受け取るまでの間にも減額はありつつ年金支給が得られる場合もあります。

まぁ何にせよ、昨今の保険は掛け捨てがほとんどですから、お守り代として月々そのくらいを払ってでも安心を買っておきたいか、自分の年金はいくらで自分の家庭の生活費はいくらなのか、ってことを自分で見極めることが何より大切かなぁと思います。

「不安だからとりあえず入っとく」は、もしかしたらお金を無駄遣いしてるかもしれないし、お金の勉強をする機会を逃してると思うので、オススメはしたくないなぁと僕は感じています。

ちなみに、傷害保険という事故や盗難や破損の保証をしてくれる保険であれば、クレジットカードやよく使うポイントの会社さんで無料や格安で提供されてる場合・クレジットカード加入時に特典として付与されてる場合もありますので、1度ご確認いただいてみても良いかと思います。

そんな感じで、ほなまたー。

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