note を 始めて、 1年が経ちました
Apr.2023
はじめまして 。「 海 」 という 名前で 、
この note に 『 旅の記憶 』 を 綴っています 。
" 旅する暮らし " を はじめて、そして初めて ここに
" note " を 書いてから、今日で 1年が 経ちました。
東京を出て、そして 9ヶ月暮らしてきた 直島を離れ、あたらしい 海のまち・高松にやってきて、もうすぐで 2ヶ月に なります。
あっという間だった気もするけれど、たった1年とは思えないくらい、楽しいことも苦しいことも経験し、そしてたくさんの 素敵な縁にめぐまれて、ここまで来ることができたと思える 1年間でした。
この旅のことを すこしずつ記録していこうと思ったのも、ちょうど わたしが生まれ住んだ 神奈川を離れる、ほんの すこし前のことでした。
出発前のある日、わたしの好きだった海のまち・葉山を親友と散歩した日のことが なぜか不思議と心に残っていて、" 今日のことを、何かにのこしておきたい " と 思いたち綴ったのが、この note の はじまりでした。
これまで様々な思い出を綴ってきて、どれも大切な記憶なのですが、この葉山の海のレストランで食事をして、砂浜を散歩した日のことを書いただけの日記が、実は いちばんのお気に入りかもしれません。
なんてことない日のことを、するすると " 流れる水のように書く " ことができたら良いな、と思ったりするのです。
旅の思い出を文章にするとき、やっぱり大切な思い出であるがゆえに 真剣に書いてしまい、かたいというか、まじめな文章だな、とよく思います(まじめに書いているので当たり前かもしれませんが…笑)。
だからこそ、詩的で繊細な文章や、読んでいてやさしい気持ちになったり、飾らず自然な文章を 書くひとたちのことが好きで、" 素敵だなぁ " と 思っています。
そんな文章を 書きたいと思いつつも、気がつけばいつも通りの長文になり、真剣になり、そして妥協もできず、 「こんな長い文章 だれが読むんだろう… 」と思いながらも、意外とたくさんのひとが読んでくれたりしていて、ありがたいなぁ と思います。
自分のすきなことを好きなだけ書けるので、気がつくとすごい文量になっている気がします。だれかと比べられるものでもないので、自分の文章を数えてみると、いつも だいたい 3000字くらい。最近は だんだん長くなっている気もします。
以前にも書いた気もしますが、もはや大学のレポートです。 「何をそんなに書くことがあるのだろう」と、自分でも ちょっと思います。
「なぜか分からないけど、文章を書くのが好きだなぁ」という気持ちを そのまま素直に書いた記事が、わたしのなかでもっとも読んでいただけたものになりました。
やっぱり皆さんも、おなじように文章を書くことが好きなんだなぁと、嬉しく思いました。
いまは 週に3~4回、瀬戸内のカフェや喫茶店といった美味しい ランチ・モーニング(ときどきディナー)の記事を執筆しています。よく旅に行くので、頼まれると そちらでも旅行記を書くこともあります。
香川は " アートのまち " でもあるので、美術館や直島など、ときおり アートの記事を書けるのも楽しいです。
そちらは 気軽な文章で、感嘆符 や ♡、♪ なども多用していて、note の文章とは まったく別物のような印象を受けるかもしれません。
けれど 普段の わたしのテンション感に近いため、 " これもわたしの文章だな " なんて思ったりもしていて、別のメディアで文章を書くことも、新たな発見があって楽しいなと感じています。
友だちと行ったところも多く、「 書いたよ!見てね!」と 誰にでも気軽にみんなに言えるのですが、この note はといえば、実際の知人には 数えるほどしか教えていません。
なんだろう、見られて困ることは何も書いていないはずなのに、自分の内をさらけ出すようで何だか恥ずかしいと思ってしまうのは… わたしだけじゃないような気もしています。
はじめは納品するブログも note のような文体で書いていたのですが、読者がいる商品である以上、「なんだか読んでて楽しくなくない…?」と思い、そのときの感動や気持ちを率直に書くスタイルになりました。
記事の執筆は、だいたい1時間程度。WordPress より作業が簡単なのにも関わらず、note は その何倍も時間がかかります。
単純に文量が違うのはもちろんですが、読者を想定しない note より、読み手がいるブログの方があっさり書けるのも、なんだか面白いです。
今この記事は note と ブログの 中間くらいの気持ちで書いているのですが、やっぱりするすると書けるので、読み手がいてくれると想定して書く方が 書きやすいのかもしれません。( とはいえ わたしの note らしく、この文章も 2000字 を 軽々と超えてしまいそうなので、「誰が読むんだろう」と 今回も思います。笑 )
自分のための note だと、最大の読者が自分になってしまうので、「ちがう、もっとこうだった!」と 謎の戦いが始まることもあります。もっと気軽に書けばいいのに… と いつも思いますが、それはそれで楽しいです。
自分の好きなとき、好きなように書けるのが、note を " 心地いい " と 思える いちばんの理由です。
仕事ではないので、「書かなきゃ!」と追い立てられることもなく、みんなが自由に、自分自身のすきなことを綴っている感じが とても好きです。
淡路島、神戸、宮古島 … そして瀬戸内の海のちいさな島々など、まだここに書けていない旅のことや、美術館やアートにまつわる思い出も たくさんあります。
けれど " 文章 " という 形には なっていなくても、これまでの 旅のすべてが わたしの血となり、肉となって、今を生かしてくれているという感覚が 強くあります。
そして 9ヶ月暮らした直島も、住んでいる間は忙しく、半年ほどは note も 書いていなかったので、思い出のほんの一部しか書けていないかもしれません。それらもまた、いつか綴れる日が来るといいなと思います。
場所だけでなく、出会った ひとたちとの時間も
わたしにとって、大切な 宝物です 。
宮古島からやって来た友だちとの思い出を綴ったとき、「わたしも いつか、住みたいと思える場所があるのかな」と 書いていました。
色々なことが重なって、直島での生活が終わろうとしていたとき、丹下健三さんの『香川県庁舎』を偶然訪れる機会がありました。その21階に、展望室があります。
そこから 瀬戸内の海、島々、そして 東京よりもずっと背の低い 高松のまちを見渡したとき、" あ 。わたし、ここに住みたい " という 思いが強く沸き上がり、現在に至ります。
はじめは 小豆島で暮らしたいと思っていたのですが、高松が あまりにも好きすぎて「もう少しいたいな…」と思ってしまっているので、島への移住は まだすこし先になりそうです。
大好きな 海のまちでの暮らしと、次はどこに行くのかも決めていませんが、これからも軽やかに。旅をするような 人生でありたいと思います。
ここまで 読んでくれた あなたに、 心からの感謝を
伝えます。 いつか、またどこかで 。
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お読みいただき、ありがとうございました。 あなたにとっても、 素敵な日々になりますように。