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確定申告などの手続きはどうすればいいのか? #複業の教科書

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前回、第20回はコチラからどうぞ。

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Q7 確定申告などの手続きはどうすればいいのか?
A 便利なツールを活用し、青色申告も行いましょう

 年間20万円以上の所得が発生した場合、確定申告をしなければなりません。これは、法律で義務づけられています。

 ただし、この「所得」は「収入」とイコールではありません。所得は収入から支出を引いたお金のことです。そして、支出とは具体的に、「経費」です。

 経費とは、複業でやっている事業を行うにあたり、かかった費用のことです。

 例えば、複業でブログをやる場合は、ブログの運営にレンタルサーバー代やドメイン代が経費として発生します。

 それ以外にも、ブログを更新するためのパソコン、マウス、カメラ、あるいはICレコーダーなども経費に含まれます。

 他に、打ち合わせや作業をするために入ったカフェの飲み物代など、基本的に「複業を行うために必要だ」といえるもの全てが経費としてカウントできるわけです。

 年間の複業の収入から、これら経費を引いた金額、会社でいうところの利益が20万円を超えた場合は確定申告をする必要があります。

 では、20万円を超えなければ確定申告はしなくていいか、とふつうは考えがちです。

 しかし、日本の税金にはからくりがあります。本業の会社から支払われる給与所得で天引きされている所得税は、基本的に多めに引かれているのです。つまり、確定申告しない人たちの分を補うために多めに徴収されているというわけです。

 もちろん、税金対策は複業の本質的な目的ではありません。 しかし、しっかりお金との付き合い方を学ぶという観点から、所得が20万円を超えていなかったとしても確定申告を行ってみるのがおすすめです。

 とくに、複業をはじめて間もないうちは、収入から経費を引いた所得がマイナスになるケースも当然あると思います。

 儲けた金額よりも使った経費のほうが多い。この場合、税金の還付を受けられる可能性が非常に高いので、ぜひ確定申告をしてください。

 さらに言うと、あらかじめ青色申告というものを税務署に提出をした上で確定申告をすると、控除される金額が増えるので、税金面でのメリットが大きくなります。

 ただし、そもそも青色申告するには開業届を出しているということが前提になります。

 開業届や確定申告のための書類手続きは非常に面倒です。

 そこで、手続きをかんたんにする便利なツールをおすすめします。

 まず、開業届を出す上での書類作成がサクッとWebできるというツール。

 「開業freee」というものです。クラウド会計ソフトのfreeeが提供しているツールなのですが、これは操作もとても簡単なので、使ってみていただければと思います。

 また、確定申告をするツールであるクラウド会計ソフトも色々あります。これらを使うのと使わないのでは、時間も手間も全然違ってきます。

 「開業freee」と同じ会社が提供している、クラウド会計ソフト「freee」でもいいですし、マネーフォワードが提供している「MoneyForwardクラウド」というサービスもオススメです。

 慣れないうちは面倒に思えるかもしれませんが、ツールを活用すれば思ったほど手間はかかりません。

 しっかり開業届を出し、青色申告を提出した上で、確定申告を毎年きちんとすると、手元に残るお金も多くなります。

 ぜひ、やってみてください。

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