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ベーシックインカムの可能性、文化をはぐくむ力

ベーシックインカムの可能性


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文化をはぐくむ余力

 本当に働かなくてもよくなったら人はどうなるのか。その例をギリシャとローマに見ることができる。

 当時はテクノロジーのかわりに奴隷を使っていた。だから特定の人々は生活のために働かなくてもいい状態にあり、そのせいでギリシャでは哲学や文学が発達したとも言われている。

 人間は暇を持て余すと文化を発達させるらしい。というのは各国の歴史を見ても明らかだ。現在海外からも注目されている日本文化の歌舞伎や浮世絵などは大衆文化として誕生し発展してきた。つまり人々の心と財布にかなりの余裕がなければこれらは今のような形では残らなかったかもしれないという事だ。文化的なものは仮に生まれたとしても、はぐくむ経済的余裕が社会になければ、途中で息の根を止めてしまう。

 歴史を見て明らかなのは経済的、精神的に豊かでなければ人々は文化的なものを楽しめないし、だからこそ文化が豊かな国は本当に豊かな国だと言える。それを一部の特権階級が庇護するか、大衆が育てるかの違いはあるが、それでも貧しい状態では文化は決して育たない。育てる側でさえそうなのだ。作る側はさらに社会情勢や環境に左右される。

 知的労働をする人々は、金銭や時間に制限や不安がある不自由な状態ではなかなか優れたものを生産できない。思考や能力に強い制限がかかってしまうからだ。だから、将来を大きく変えるような立派なことよりも今日の金、今日のメシになってしまう。これは芸術方面に限らず、科学技術方面にも同じことが言える。

 つまり文化とはその社会の豊かさの最終成果とでも言うべきもので、貧しくなれば真っ先に萎んでいくほど脆弱なものだということでもある。

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