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Bitwigが日本語化。そして勝手に改造

Bitwig Studioがv3.3.4でついに日本語に対応!ヤッタ──────\\\\٩( 'ω' )و ////

そこはかとない違和感

しかし、ソフトウェア日本語化の“あるある”ですが、一部の翻訳にはまだ違和感があります。"Double contents"が「コンテンツのダブル」だったり...

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"Add ~~"が「○○を追加」ではなく「追加 - ○○」という機械的な語順になっていたり…

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それから翻訳で文字数がかさんだ結果、本来のUI幅におさまらず「…」で省略されてしまうものも。

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こうなってくると自分で細部を好きなように修正したくなるのが、カスタマイズ好きの習性というものです。

Bitwigの日本語ファイルを探す

この手の翻訳ファイルというのは、ユーザーがいじれないような方式になっているものもあれば、単純にテキストファイルの形で、普通に触れる場所に格納されている場合もある。

Bitwigは後者で、Macだったらアプリケーションの中に翻訳ファイルがテキスト形式で並んでいます。

/Applications/Bitwig Studio.app/Contents/Resources/localization/

Windowsの方は使っていないので分かりませんが、おそらく C:\Users\(ユーザー名)/AppData/Local/BitwigStudio/ みたいなフォルダに入ってるんじゃないかと思います。

翻訳ファイルは複数に分かれていて、開けば一目瞭然の仕組みになっています。

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これを編集すればそれがBitwigの方でも反映される仕組みになっていて、細部を好きなように修正できます。ファイルがたくさんあって翻訳項目も多いので、Sublime Textみたいに複数ファイル横断・一括・正規表現で置換えできる環境がないとちょっと面倒かもしれません。

ファイルを上書き保存したらば、アプリの再起動をしなくても、設定からいったん英語に切り替えて日本語に戻せば、ファイルが再読み込みされて変更が反映されます。

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アップデートに注意

ただしこうした翻訳ファイル群はアプリをアップデートした際には置き換えられてしまいますので、カスタム環境を維持したい場合には、別の場所に翻訳ファイルを保管しておいて、アプリのアップデートのたびにその都度ファイルを置き換える必要があります。

v3.3.4より前のバージョンも翻訳可能

なんと旧バージョンでも、同様のフォルダに翻訳ファイルを放り込むと、それを検知して日本語で起動してくれます。

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旧バージョンなのに日本語。

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「言語」の項目はなけれども日本語。おそらくシステムの言語と一致する言語ファイルを真っ先に探して、見つかればそれを読み込むような仕組みになっているのではないでしょうか? かしこい。Windowsでもそうなのかは不明ですが…。

Bitwig Studio、日本での人気はまだまだだと思いますが、本当に推せるDAWです。なんといっても、プラグインがクラッシュしてもDAW本体は死なない。それだけでもう神です。素晴らしいDAWをありがとう

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