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(音楽レビュー)Sweet and Sour/Nulbarich〜around Nintendo〜

※この記事を見てのサポートはご遠慮願います。
収益を目的とした記事では御座いません。
音楽を文字で楽しくしてみたいだけで御座います。

〜はじめに〜

おはようございます。
2020年3月から白血病の治療をしております。
病人が暇なので好きな音楽のコトを書かせていただきます。

この前テレビ見ていたらどうぶつの森のCMがやっていたんですよ。

おぃ、めちゃくちゃセンスいいじゃねぇか。
このおウチswitchとswitchliteの2台あるー、ウラヤマ。
covid-19の中で注目されたどうぶつの森。
ゲームって悪いイメージもあるじゃないですか。
でも、このCM見ると生活の中に組み込まれていて、
アウトプットもインプットも出来る。
そしてコミュニケーションツールにもなるって
このゲームを開発し続けてきた人は今嬉しいだろうなぁと思いました。
閉塞した中でも楽しみ方は工夫で出来る。

偉そうに言っていますが、どうぶつの森やったことがありませんw
病院にDSのどうぶつのもりを持ってきたのでやってみようかと思います。

そんな訳でちょっと良い気分にさせてもらったので、
任天堂さんにひっかけた音楽を紹介してみようかなと思います。

~Sweet and Sour/Nulbarich~

どうぶつの森の2020年夏CMで使用されている音楽ですが、
この曲は2019年に発売されている"Blank Envelope"
というアルバムに収録されています。
テレビ東京のドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」
のエンディングテーマにも使用されております。
甘酸っぱいって英語なら「sour‐sweet」とか使ったりするんですけど、
「sweet and sour」って甘酸っぱくした料理(酢豚的な)のことを言うと思うんですよね。

このNulbarichさんってアンビバレントな感じが沢山散りばめられていて(ambivalent=相反する感情が同時に存在するさま)、
バンド名も
「Null(何もない)」but「Rich(満たされている)」でNulbarich。
「Mr(~様)」だけど「Children(子ども達)」でMr.Children的な感じですね。
素敵な音楽を任天堂さんはセレクトしましたね。

~ユメデアエルヨ(by YMCK)/RAM RIDER~

任天堂さんのお話です。
明治時代に花札とかトランプを作っていた会社が、
昭和20年代にプラスチック製のトランプの製造を行い、
1970年代にテレビゲーム機の発売に漕ぎつけ、
1983年にファミリーコンピューターを発売しました。
なのでファミコンは私の2歳年下です。
いつぞかのクリスマスに両親に
「ファミコンほしいー!ファミコンほしいー!」
と言って買ってもらいました。
寝たふりをしつつ、片目を開けていたら、
父親が物置からファミコンを枕元に持ってきて、
その日1日全く寝れなかった記憶があります。

ドラクエⅣを買いたくて予約をしたんですよ。
そしたら当時問題になっていた「抱き合わせ商法」でないと
予約が出来なくて
「名門!多古西応援団」というソフトを一緒に買わされたんです。
そしたら意外とこの「名門!多古西応援団」が
漫画を読んでいたこともあり、
ゲームが面白くてハマった記憶があります。懐かしい。。

昔のゲーム機は今ほど自由に出来ることは少なくて、
ゲームクリエイターがその制約の中でどのような「お遊び」
が出来るかが楽しみの一つでした。
音楽で言うと、
ゲーム機はそもそも音なんて最初はなかったのが、
ゲームを盛り上げる要素として
ゲームにシステム音が入ってきました。
例えば、ファミコンでもゲーム機の音源チップは、
音色の制限や生成できる波形の種類が限られていて、
処理性能に由来する様々な制限がありましたが、
制限の中でより幅広い音楽表現が出来ないか?
というある意味実験的音楽精神が
今のゲーム音楽文化を育んだのではないかと思います。
また、当時YMOをはじめとしたテクノ音楽が
相性が良かったことも日本の優れた制作性に
繋がったのではないでしょうかね?

チップチューンとは“ファミコン”に代表される、
8bitのピコピコサウンドのことなのですが、
2006年にRAMRIDERが8bitのピコピコサウンドで
リリースしたアルバムがあります。
元のRAMRIDERのユメデアエルヨを
チップチューンで有名なYMCKがリミックスした曲です。
RAMRIDERの公式ページでは
「おもちゃサウンドアルバム!」と書いてありました。
この8bitサウンドって不思議な魅力があります。

~交響組曲ドラゴンクエストⅣ序曲/すぎやまこういち~ 

※約2時間の動画です。紹介曲は0:42~2:35でございます。


ドラゴンクエストⅣのタイトル画面で流れる曲です。
イントロの部分はI〜IIIとIV〜VIII、IX以降で違うんです。
思い入れもありましょうが、Ⅳが私は好みです。
この映像は作曲者であるすぎやまこういちさんがタクトを握られています。
今でも覚えています。
ドラクエ並んでようやく買って家に帰ってきて、
買ったばかりのソフトを念のため「ふーふー」とほこりをとる。
↑もうこれ癖ですねw
電源を入れるとタイトルがスクロールとともにこの序曲が流れるんですよ。
「ワクワク」、「ワクワクワクワク」
そして裏切ることのないゲーム内容。
たまりませんよね、あの感じ。

~おわりに~

ファミコンのタイトルでやっていたゲームを思い出すと。。

エレベーターアクション、ドラゴンクエスト、がんばれゴエモン!、六三四の剣 、ドラえもん、ファミリートレーナー、熱血硬派くにおくん、燃えろ!!プロ野球、聖闘士星矢 黄金伝説、井出洋介名人の実戦麻雀、ルパン三世 パンドラの遺産、マイクタイソン・パンチアウト!!、魂斗羅、キャプテン翼、究極ハリキリスタジアム、ベストプレープロ野球、天地を喰らう、テクモボウル、 ダービースタリオン 、桃太郎電鉄etc...

ファミコンで野球、麻雀、ボクシング、三国志、競馬、アメフト、日本地理などを習得するきっかけになりました。
今振り返ってみると、ゲームのやり過ぎは良くないと思うけど、
何かに興味を持つきっかけにはなったと思えます。
自分が大人になって子供にガミガミ言うのだけはやめよう。

今回の入院では前述の通りDSが手元にあります。
入院生活の強い味方です。
ふふふふふふふふ。
ふっふふー。
さようなら。