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Nuendo(Cubase)の効果音制作①




Nuendo(Cubase)で効果音制作、MAをお勧めする理由

主にNuendo(Cubase)で制作、MA、納品まで行なっています。
昔、Mac使いだった時はLogicを使用していましたが、
どれか1つを選択する際、思い切ってCubaseに特化しようと思い
それ以外のDAWを切り離すことにしました。

※NuendoはCubaseの上位版のため、Nuendo(Cubase)はNuendoと
省略します。

Protools、FL Studioなど、それぞれ特徴的な操作性、音作りの手法があり
このDAWじゃないと出来ない音作りはたくさんあります。
本来は場面に応じてDAWを使い分けるのが理想的ですが、
金銭、管理などの面から現実的ではないですよね、、。

なので私の記事ではNuendoで制作することが
前提になりますm(__)m。
それ以外のDAWを使っている方からみたらちょっと理解しにくい
部分もあるかもしれませんがご了承ください。


1.ポスプロダクションに特化している。


Nuendoは映画や映像作品のポスプロを行う際に使用する前提で
作られたDAWのため、効果音制作の際も操作性など
非常に使い勝手の良い仕様になっています。
今も『映像に対して音をつける』分野においてトップレベルだと思います。
私の周りでもNuendoを使用しているクリエイターが多いため、
複数人で行うDAWの共有、汎用の面においても
とりあえず使用して無難な選択かと思います。

2.波形で音量値が見え、調整できる。


私がNuendoを使用して最も素晴らしい点だったことは
下記の画像のように波形単位にボリューム管理が出来て
視覚的に波形のボリューム管理ができることです。
効果音制作は単発素材が数十〜数百個と膨大なので
一つ一つ、トラックのフェード等で管理すると
確認、調整がとても時間がかかり困難になります。
その中でNuendoは素材の音量が大きいか小さいか視覚的に
管理できてとても便利な機能です!

【ボリューム】または波形をクリックしてボリューム調整できる

スクリーンショット 2020-09-19 21.23.51

【波形の大きさでボリュームが視覚化できる】

スクリーンショット 2020-09-19 21.24.16

3.ラウドネス管理


さすが、ポスプロに特化したDAWだけあって、ラウドネスの自動管理も出来ます。

スクリーンショット 2020-09-19 21.35.03

上記のように『Loudness』というトラックで現在の数値をグラフ化出来ます。さまざまな媒体に沿った調整、コントロールを視覚化出来るため、細やかな調整が可能になります。

4.動画レンダリング機能

クライアントから映像を貰って音付けする仕事は、音データを制作後にプレビューという確認用の動画を作る必要があります。
しかし、動画を書き出す機能がある主要のDAWソフトがなかったため、作業工程を分けて作業を行う必要があります。

1.クライアントから映像を貰う
2.映像を見ながらDAWで音を付ける
3.書き出したwavファイルを映像ソフトでMAし、プレビュー動画を制作。

短い動画、動画数が少ない案件だったらそこまで考える必要はないですが、複雑な動画構成、動画が多い場合、クリエイティブな作業と同等くらいプレビュー動画の制作に時間がかかり、また、修正やリテイクが多い案件だとここの作業が地味に痛いです。

その悩みを解消してくれるのが「ビデオレンダリング機能」
作業は音声書き出しと同じような感じです!

2年前に追加された機能でまだ、不具合は多いですが(笑)、、
この機能により、映像音楽の仕事を行う際
さらにNUENDO依存になりそうです!

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