【孫さん「大概にせぇ 」】 サラリーマン投資家のFIREへの旅路 第83夜
【大概にしろ】
ソフトバンクの孫さんが、株主総会でこのように発言したとのこと。
何に対してなのか?
見ていきたいと思います。
【自社株買い】
株主の、自社株買いでしか株価を上げることができないという
内容の発言への、反論として
「自社株買いは株主還元の一つだが、
それでしか株価を上げられないというのは大概にしろと言いたい」
と、発言したのことでした。
【株主の気持ち】
僕は、個別株を保有していないので、
そのような投資家さんの気持ちは分かりませんが、
株価の成長が、投資家の利益に繋がるわけで、それが上がると
信じて、投資をしているわけです。
株価が上がらないことに対する不満を、孫社長にぶつけたい
気持ちは分かります。
しかしながら、ここで、
株主が偉そうに!
お前達は、何もしていないじゃないか!
と、思ってしまうのが、日本の文化じゃないでしょうか?
会社は株主のものという考え方が浸透しておらず、
今回の件も、一般的に見れば、孫さんの意見に同調する
日本人が多そうです。
でも、孫さんのこの言葉は、株主と会社の関係だとか
そういったことではなく、
自社株買いをしなくて、株価を上げる!
という、強い思いがあると思います。
そう決めているのだと思います。
【孫さん】
以前に、テレビ東京のWBSに出演していた時に、
孫さんは、日本のAI技術の遅れについての話題で、
今回と同じく、「大概にせぇ」と言っていました。
ハイテクジャパンと呼ばれた時代は終わり、
今や、日本は後退している。
アナウンサーの「この状況を挽回するには?」との質問に対して
こう発言していました。
「挽回するんだぁ!とまず決めることです。
いま、全然、危機感ないんですよ。こんなに遅れているのに、
AI限界説なんて偉そうに言う人がいるんですよね。
もう、大概にせぇ!と言いたいんですね。
そんな偉そうに言うより、今は、日本は遅れているんだ。
AIは決定に遅れている」
と、日本の現在を非難していました。
気持ちいいすよね!
「どうやったら挽回できるか?」
→ 「挽回するんだ!と決める」
超分かりやすい。人間、そうすると決めなければ
そうならない。その方向へ足が向かない。いや、顔が向かない
顔が向いている方へ、体が動く!
その後の、AI限界説と唱える人に対しての、「大概にせぇ」は、
今回の株主に対するものと近い気がします。
「口だけ」「言うだけ」というような人間に対して、
「大概にせぇ」は登場する気がします。
つまりは、「行動しろ」と言われているのではないかなぁ。
【行動することが素晴らしい】
起業の準備中 という言葉。
この準備はいつ終わるのでしょうか。
準備してないで、起業しちゃえよ!とホリエモンも言います。
そうは言ってもなぁ・・・と考えてしまうのは
私だけではないでしょう。
何より、「行動している」こと
「行動しようしている」じゃない。
「行動していた」じゃない。
今、現在進行形で、「行動している」これしかない!!
今を生きろという、アドラー的な考えですね。
人生を線で考えるな!
点の連続が線となる!
今という点が、最高に幸せなんだ!
過去を後悔せず、
未来を心配せず、
今を生きることが、過去を作り、未来の進路を増やす!
そういうことでしょう。
いや、ほんまに、さっさとやらんと、
死んでまいますわ。
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