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北欧神話ーあらすじ⑤

 北欧神話「エッダ-古代北欧歌謡集」から各話のあらすじをざっくりと紹介するこのコーナー

 今回は『シンフィエトリの死について』です。
 

シンフィエトリの死について

シンフィエトリは「フンディング殺しのヘルギ」の兄に当たる人物でシグムントの子(長男)です。
また、彼には母親(ボルクヒルド)を同じくする弟の……(名称不明?)がいました。
二人は同じ女性に恋をしたので、シンフィエトリはその弟を殺害しました。

ボルクヒルドはシンフィエトリを勘当したが、シンフィエトリは賠償金を支払う事でその場を治めます。
しかし、ボルクヒルドは彼を許せません。
なので、葬儀の時、麦酒に毒を混ぜ、彼に差し出しました。
シンフィエトリは毒に気付き、シグムントに相談すると、シグムントは酒を飲み干しました。
シグムントに毒は効きません。
それから二度、三度と酒を勧めます。
ついにシグムントは息子に「髭でこして飲め」と命じます。
言う通りにしたシンフィエトリは死んでしまいます。
シグムントは息子の死体を船に乗せ姿を消します。
シグムントは、ダンメルク(デンマーク)よりフランクランドに南下し、手中に収めます。
エイミリの王の娘ヒョルディースを娶り、シグルズ(ジークフリート)をもうけました。
その後、シグムントはフンディング一族との戦いに倒れ、ヒョルディースはアールヴと再婚します。
シグムント一族は常人以上の力を持つ一族ですが、シグルズはその中でも群を抜いていたといわれています。

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