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音楽の元ネタ帳 【山下達郎 編】

久しぶりの『気まぐれミュージック』という誰も待っていない、期待もされずにただ自分の好きな音楽の好きなトコロを書きまくる

自由気ままに、好き勝手な企画なヤツ!

今回は我らが山下達郎大生の影響受けた音楽です!

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元ネタと山下達郎さんの比較表は1番下!
ここからプレイリスト聴けます♪是非!👇

『メモの代わりとしてのプレイリスト』

何故、僕はメモするのか?【思い出話】

まず音楽って「0」から「1」って無いと思っていて、音楽も聴いていないのに、いきなり作曲はできません。


情報もないのに知らない土地に突っ走る様なものですよねー

だから子供の頃から親のレコードやカセットテープが当時、家に残っていて
音質の悪い中、必死にプレーヤー、スピーカーから出るキラキラした音楽たちに
耳を押し込む様に聴きあさっていました。

その影響から音楽を見様見真似で作り
ピアノをいわゆる、耳コピしながら…

「ここは〜だからこうなっていて…」
「つまり〜だからこうなんだ!」

という風に【音の情報】をひたすらメモ帳に書いていていました。
【ちなみに作曲者もついでにメモってた】


とひたすらシコシコと今も変わらない素人根性丸出しで、恋もせずそんな事ばかりやっていました。(中学〜高校の頃の話し)

すると気づく訳です。

『あっ!これあの曲のここが似てる!』と…

ちなみに僕は
ローファイ イエロー ファンク/Selfish boy
という名前で音楽活動をさせてもらってますが

まがいなりにも、音楽を作れたりお仕事頂けたりできるのはこの気づきがあったからだと思っていて、

僕は音やリズムを【コラージュ】する感覚で作る、そして…

自分の感情や感覚、考えを「歌詞」「音」「リズムやハーモニー」で構成して、“表現する”

だからメモをするのです!プレイリストとして
(長くなってゴメンねー)


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〈写真:オフシャルサイトより〉

どんな音楽を聴いていたか?影響受けたのか?のプレイリスト

元ネタ10曲選!個人的解説!
(情報間違えてたらごめんなさい!笑)


1.アラン・オデイ/Appetizers(77)
「Soldier Of Fortune」

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達郎ファンなら言わずもがなの人物で、山下達郎の「クリスマスイヴ」の英語詞など達郎さんのオリジナル曲の英語を担当。

アランの奥さんが日本人だそうで、達郎さんの曰く、『日本語の感覚を理解した上で、その歌詞を英語にできる人物だった』そうだ。

ちなみにこの一曲目のコード進行やサウンドがどこか、達郎さんの「愛を描いて -let's Kiss In the son-」や「the theme from big wave」が近い作品だ。

歌詞だけではなくキーボードテクニック
ソングライティングも長けていて、オリジナル2枚は超傑作で超名盤!


2.アイズレーブラザーズ/3+3/If You Were There(73)

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山下達郎さんを中心に大貫妙子さんと共に結成された『シュガーべイヴ』というバンド一発聴くだけではお分かり頂けると思うが明らかにシュガーべイヴの「DownTown」(75)だ。70's然とした作品。

クラビのリズムパターンがそのまま。

達郎さんも公言している作品で大ファンの50年代から活躍しているファンクバンド。
ジミ・ヘンドリックスが一週間だけギターでメンバーなのは有名な話だ。


3.ボビーヴィー/Come Back When Grow Up/
World Down On Your knees(66)

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50年代終わりから活躍している、ボビーヴィントン、ボビーライデルなどと並ぶポップシンガーが66年にリリースした、これも隠れた名盤。

一聴して分かると思うが、イントロのドラムインやコード進行は明らかにシュガーべイヴ時代からあった達郎さんの初期の楽曲「パレード」だ。

初めは大瀧詠一、伊藤銀次と共に制作した
『ナイアガラトライアングルVol.1』に収録された達郎さんの名曲
ボビーヴィーの曲に合わせて歌うと面白いので是非!

4.カーティスメイフィールド/Heart beat/Tell Me,Tell Me,(Hnw Ya Like To Be Love)(79)

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この方も達郎氏が大ファンでとても影響を受けたというソウルミュージックを語るのに欠かせない重要人物の1人。
60年代からインプレッションのメンバーとして活躍して、ソロへ移行後はソウルミュージックの名曲、名作アルバムを残す。

この曲のイントロでは気づかないが、それ以降始まる。キレの良いディスコブキなサウンドは
今聴いても色褪せない。
ベースラインや音色、構成までかなり達郎さんのファンク曲「bomber」そのままで、これに少しアイズレー色があるのが達郎さんの特徴だ。


5.ナイトフライト/Niteflyte/If You Want It(79)

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これもまた有名な話しで、一聴すれば分かるはずだ。

達朗さんのこれも名盤「For You」の一曲目「Spark」のイントロのギターカッティングもコードの「A Major7」はBPMなどリズムパターンは多少違いはあれど、ほぼそののまだ。

この楽曲に関して達朗さん本人も当時のラジオで「最近この曲が大好き」「一度やってみたかった」と仰っており、実際に吉田美奈子さんと演奏もしていた。(記憶が確かだったら!)

余談だが、Niteflyteの2枚目で「You are」という楽曲はSMAPの「がんばりましょう」の元ネタ(サビ)はコレも有名な話だ。


6.アイズレーブラザーズ /The Heat Is On /Hope You Feel Better Love,Pts 1&2(75)

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この作品もギターカッティングを聴けばお分かりの通り、達郎さんがかなり影響受けている。

どの作品とは言えないが、達郎さんのライブ音源やライヴを体験した方ならお分かりのはずだ。

達郎さんのライブ盤『JOY』では「Ride On Time」などを聴くと独特のギターカッティングはここから影響受けたのだと推測できる。

上記にもある。「bomber」もこのロックなノリのファンキーカッティングは明らかにコレ!


7・ザ フィフス アヴェニュー バンド/The Fifth Avenue Band/One Way Or The Other(69)

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今から51年前の作品。今聴いても色褪せないが、発表当時は日本やアメリカはもちろん誰にも気づかれなかった超名盤!

ちなみにこの後、メンバーほぼ全員アースウィンド&ファイヤーやバネッサウィリアムズの楽曲提供で作家として大成功をする。

達郎さんのシュガーべイヴのサウンドはこの楽曲が元になっている事は有名な話しで、この後もオリジナルラヴなども影響受けており
90年代以降のリバイバルブーム時に再評価された。

演奏、アレンジや楽器全て完璧!
ちなみに、ベースを弾いている「ケニーアルトマン」は達郎さんの1stアルバム「サーカスタウン」でLA side(レコードB面)でベース担当。


8・ザ フィフス アベニュー バンド/The Fifth Avenue Band/Nice Folks

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またまたこのバンドの登場だが、このアルバムが当時のシュガーべイヴにとっての重要な教科書だった事が窺える。

この楽曲に関してはシュガーべイヴの「素敵なメロディ」で達郎さんと大貫妙子さんのツインボーカルが聴ける可愛らしい楽曲。

完全にノリのも演奏もほぼこの楽曲そっくりなので、聴き比べてみると音楽を作る側として参考になる。是非!


9・トッドラングレン/something/anything?/If Wouldn't Have Mede Any difference(72)

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今聴いても色褪せない楽曲を奏続けてくれる音楽の魔術師。トッドラングレン名曲だらけの2枚組の超名盤!

達郎さんの「潮騒」という楽曲で
この曲もコード進行はほぼそのままで達郎さん曰く、「コード進行そのままメロディつけたらいいのができたのでそのまま出そう。」安易ですがと自身のアルバムの解説でコメントしている。

このアルバムはほぼラングレンさんの1人多重録で達郎さんの『アルチザン』以降のスタイル
【1人+α】が同じという意味で、さすが音楽の職人!笑


10・オハイオノックス/Ohio Knox/pound or My dog dad for Robert Downey(71)

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上記でも紹介したフィフスアベニューバンドのVo.Grの「ピーターゴールウェイ」が解散後に結成したバンド。

ゆったりしたフォーキーな楽曲だかこのコード進行やアレンジはシュガーべイヴの「過ぎ去りし60's」で、この曲も一緒に聴き比べて欲しい。

その後のソロ名義の『ピーターゴールウェイ』や2枚目も超名盤で素晴らしい楽曲ばかりなのでそちらも是非!


〜最後に〜

最後まで読んで頂いたあなた!
ありがとうございました!

いかがだったでしょうか?

もし「これも元ネタだよ!」情報あれば
是非、コメントでお聞かせくださるととても嬉しいです!

山下達郎さんの楽曲は現在配信はほぼ無く、紹介した楽器は全てCDのみなのでこの機会に手に取ってみるのも良いかも知れません。

〈写真:Apple Musicより〉

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