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こんな時だからこそ、祭のススメ

2020年。たくさんのイベントや祭が中止または延期になりました。オリパラのような世界規模の祭典から、100年以上続く伝統的な祭まで今年は中止となるほど。地球上からハレの日が、ほとんど消えてしまいました。

未来をつくる実験区100BANCHの周年祭・ナナナナ祭も「中止」が浮上しました。去年の模様がこれですからね。

「密です。」...はい。

メンバーの一部からは、「祭りをやっている場合じゃないのでは?」「日々のメンバーの活動を個々に支援したい」という声も挙がっていました。途中まではリアルな祭りを企画していたので、「今年はリアルに集まれない」と判断した時に、一度は心が折れました。今年は諦めるか...。

でも。3年の歩みを止めたくなかった。パナソニック創業者の松下幸之助も「こけたら、立ちなはれ」と言ってます。こけたままでは、いかんのです。

「例年通りの祭(リアルに密に集まってやる)ができないだけで、お祭をやっていけないわけではない。」「カタチを変えて新しい祭りの新様式を考えればいいのだ。」と、事務局や100BANCHの有志メンバーたちと一緒に今年のナナナナ祭を考えた結果が、未来を届ける夏祭りナナナナ祭2020です。

配信と配送を掛け合わせた新様式。自宅に100BANCHの実験キットが事前に届きオンラインイベントでキットを用いながら参加する。それを30種類・70回やる。1ヶ月間に渡る前人未到で前代未聞の未来の祭りを企画しました。

ナナナナ祭の参加はこちから https://100banch.myshopify.com/

七夕の今日。100BANCHの設立記念日の7月7日にナナナナ祭がスタートします。3周年の今日はオープニングイベントをオンラインで開催。100BANCHから配信しました。まだ、始まったばかりだけれど、カタチを変えてやることにして本当によかった。

祭りの魅力は、ハレの日であること。1年に一度、関係者が集まってお祝いする。そのコミュ二ティの価値を語り合い、振り返り、その未来を話す。普段はあまり話せない特別なことも、今日だから上下もなく、そして無礼講。祭りの醍醐味は、集まって騒ぐことでなく、こうして歴史を思い出し、未来に想いを馳せる日。その事前準備もまた楽しい。

今日のオープニングイベントは、例年以上に心から楽しめました。

そして、なによりもハレ(非日常)は、ケ(日常)があってのハレなのです。

100BANCHの3年間で、178件のプロジェクトがうまれました。応募はその3倍以上。そして、毎月必ず審査会とミートアップを開くこと3年36期。

36回・36ヶ月。365日×3年間、その場を運営してきた事務局あっても賜物だと自負しています。

事務局スタッフのみんな1年間、本当にお疲れさま!「100BANCHは妄想を実現するところ」「50年、100年つづけよう。」また大事な言葉を手にしましたね。100年続くかは誰にもわかりません。ただ目の前のケを大事に一日一日の積み重ねを大切にするのみ。

"ハレ"の1日は、残りの364日("ケ")があって初めて成り立する。日常の運営、日々の運営スタッフの努力の積み重ねがあってこその祭り。皆さんにも、こんな時だからこそハレとケの両立オススメします。

4/100年目の100BANCHもよろしくお願いします!!!

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