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プレイアブル025『中島みゆきの歌』

中島みゆきの歌が好きだ。本当に好きだ。全身に鳥肌が立つ曲が多い。特に地上の星のイントロを聞くと、毎回細胞という細胞がシュワシュワシュワと目覚め始めるような、そんな不思議な感覚がある。途方もなく泣ける曲も多い。中島みゆきの曲は暗いと言う人が私の周りには少なくないが、中島みゆきの曲ほど孤独や傷ついた心を立ち直らせ奮い立たせてくれるものはないと感じている。闇に迷い込んでしまった時に、一筋の光を魅せてくれる。そんな気がしている。『闇も光もどちらも神様の産んだ宝物』と言ったら良いだろうか、何かどちらも人間が生きる上で味わう感情であり、人が目を背けたくなるような現実にもしっかりと向き合って、その上で父性的なビシッとした愛を与えてくれる。そんな感覚がするのだ。

中島みゆきの曲は、『我』では絶対に歌えない。自分自身の人生で経験した色々な感情が、自分の身体をパンパンに膨らませ、今にもはち切れて溢れ出し歌えなくなってしまいそうになるからだ。

だから、中島みゆきの曲はいつも『魂』の視点、と言ったら良いのだろうか、自分でも良く分からないけれど、そんな目線から見えた景色や味わった感情の数々を想像しながら歌っている。

『時代』は中でも1番好きな曲だ。冒頭の写真は野外で歌のライブ配信(個人的なもの)を行った際のものである。中島みゆきの『時代』を2020年の締めくくりに最後に歌った。歌う場所やタイミング、その場に居る人達や自分自身の置かれている状況で毎回歌い方が変わる自覚があり、それが本当にプレイアブルだ。自分では予測不可能な変化を自分で客観的に感じることができるのは本当に楽しい。2020年に歌った『時代』は、何か普遍的な節目や乗り越えていく感情のエネルギーを歌いながらどこか充電できるような感覚になっていた。

言葉に文字にしようとすると、なかなか伝えたい想いが伝えられず、今割ともどかしくなっている。このもどかしさが解消できるために、私は何を伝えられたら嬉しいのか、何が伝えられなくてモヤモヤしているのか。これから探っていきたい。

探りながら、自分は要するに何が伝えたいのか、何をどう伝えてどんな世界を魅せたいのか、分からないながらも、書き続けることで、少しずつ少しずつ、はっきりとさせられるように自分のペースでゆっくりと日々を大切に積み重ねて行こうと思う。

出会う『人』『物』『場所』が感じさせてくれる幸せ、感動。一人でも多くの方に『胸が震える』をおすそ分けをさせていただくために、あなたのサポートを最大限活用させていただきます。よろしくお願い致します。