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SDGs・探究への招待 #013 ~ それはだれの問題? ~

《今日のSDGs 考へるヒント》:ファッションのあり方も21世紀は変わりそう。

《キィワード》: 調べてみよう
#オーガニックコットン #水汚染 #ベターコットン (BCIコットン) #テンセル #繊維 #モダール繊維 #リヨセル繊維 #GHG #エシカル消費 #WWFジャパン

 環境汚染を左右するのはアパレル業界だと言われているそうです。全産業界の中で環境汚染度2位の業界がアパレル業界だと言われています。CO2の排出量が産業界全体のCO2総排出量の10%を占め、水の消費量が莫大でポリエステルなどの化学繊維による海洋汚染もしているそうです。
 もちろんアパレル業界はハンガーの再利用や、廃棄商品のリサイクル、過剰包装の廃止、それからオーガニックコットンを素材として選んだりして環境汚染を緩和すべく取り組んでいます。

 こういう状況をどう考えればいいのか。上記のようなことを耳にすると、「なんとかしろよアパレル業界」と言いたくなる人もでてくるかもしれませんね。でも、本当に業界だけががんばればいい話なのでしょうか?

 「環境基本法」は主に「つくる責任」を謳っています。「環境基本法」の中の循環型社会形成推進基本法(循環基本法)では
  ①廃棄物の発生抑制
  ②循環資源の循環的な利用
  ③適正な処分
をするように定めています。法律的にはまさに事業者は責任を負っているといえます。

そう。法律的には、です。

 法律的には「つくる責任」が主眼になっていますが、でもSDGsは「つくる責任」に加えて、「つかう責任」も掲げています。つまり事業者だけが努力しても環境問題は解決できないことを訴えています。

 本当に環境問題を左右するのは、実は企業などではなく、私たち名もなき消費者なのではないでしょうか? 企業のあり方を変える力も、環境汚染を食い止める力も、私たちの消費の意識以外にないのではないかと思います。

私たちにもできることはある、ではなく、
私たちだから、できることがある、
と考えていきましょう!

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