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人間と動物との助け合い〜カイリーとライザ (ある家族のもとに天使のように訪れた子猫の物語)

カイリーとライザ   ある家族のもとに天使のように訪れた子猫の物語
https://mutualrescue.org/film/kylie-liza-subtitled-version/
(2017年のショートフィルム。英語字幕付き)

上記URLから映像をご覧になってから、下記の日本語説明(私訳)をお読みください。

~カイリーとライザ  ある家族のもとに天使のように訪れた子猫の物語~

(カイリーという少女の家族である、母親と父親、姉たちが語ります)

(カイリーの母、ロビン)
動物は天使みたいだと人が言う話は聞いてはいました。
やってきて誰かをすばらしい方法で助けてくれるのが動物なんだと。

それがどういう意味なのか私はまったく理解していませんでした。
猫のライザが娘のカイリーに出会うまでは。

カイリーは我が家のサプライズ・チャイルドでした。
私たち夫婦に4人めの子どもができるとは思っていなかったです。

(カイリーの父、マーク)
生まれたばかりの時から、私たちはカイリーのことを「スマイリー(にっこり)カイリー」と呼んでいました。

本当にこちらもカイリーのおかげでほほ笑んでしまいました。

(カイリーの姉、ケンドール)
カイリーっていつもすごいと思ったのは喜んでいるところかな。

(カイリーの姉、ジェナ)
カイリーは誰かに幸せになってもらうためにならなんでもする子でした。

(カイリーの父、マーク)
ステージに立つのが大好きな子でしたよ。あの子の情熱でもあった。
演じるのが得意でもありましたね。

(カイリーの母、ロビン)
カイリーは想像力がすばらしくて
仲裁役でした。
あの子は家族をしっかりと結びつける役目を果たしていたんです。

(カイリーの姉、ジェナ)
カイリーには人生で苦しいことがあっても、ひどい状況の中でも喜びを見つけるやり方がありました。

(カイリーの母、ロビン)
カイリーが12歳で転移性骨がんと診断された時は、私たちは大きなショックを受けました。

予後診断はよいものではありませんでしたが治療をはじめました。
あの子にとっては本当に残酷といえる治療でした。

でも、あの子は楽しくする方法を見つける達人でしたから。

放射線療法を受けている時に、子猫がほしいとねだりはじめました。

家にはすでに4匹も動物がいました。
まずは放射線の治療を終わらせて、またおうちに帰って、それから相談しましょうねとカイリーには言いました。

放射線療法は効果が出ているようでした。
あの子はまた歩けるようになって、前よりも気分もよくなり、食事の量も増えたんです。

私たちもとても励まされました。

そして、放射線治療の最後の日。
あの子は肩の痛みを感じ始めました。

スキャンしてもらった結果、がんが全身に広がっていることがわかりました。

その時点で、医者にはもう無理だと言われました。

病院から自宅に戻ると、あの子は今だと思ったのでしょう。

「いまなら、子猫ちゃんを飼ってもいい?」と、あの素晴らしい大きな瞳で見つめ、私と夫に質問しました。

夫が電話をすると、ちょうど1時間以内にレスキュー(動物保護)組織の親切な女性が我が家で引き取ることができる子猫を連れてきてくれたのです。

そのメスの子猫の目はなにかで固まっていて、ノミ治療を受けたばかりでした。生まれてから苦労してきたのがその姿を見てわかりました。

子猫をカイリーのところに連れていってもらいました。

カイリーは身体を起こして、最後となる笑顔を見せてくれました。
そして、言いました。

「この子の名前はイライザ。だけど、ライザって呼んでね」

カイリーは哺乳瓶をもらって、その子猫にミルクを飲ませてあげました。

疲れて横になると、子猫はカイリーのわきの下あたりに丸まり、前脚をカイリーの肩にのせて、一緒に眠りました。

その後の2日と半日の間、その子猫はカイリーから離れようとしませんでした。

カイリーに薬をあげている時は、子猫を動かして猫用トイレに連れていきました。

子猫はカイリーの姉たちとも遊びましたが、すぐにカイリーのいるベッドに飛び乗って、また丸まりました。

子猫はカイリーのことを愛することにひたむきでした。
それが目的であるかのようでした。

その様子は本当に美しいものでした。

そして、その時が来ました。
あの子がもうこの世にいられない時がやってきたとわかりました。

あの子は夫に「こどものがんを治す方法を見つけてほしい」と言いました。
そして、私には「ママ、子猫の世話をしてあげてね」と言ったんです。

その時に子猫の助けは終わったと思っていました。
カイリーのためにいて、それが使命でしたから。
でも、それは使命の一部だったんです。

カイリーを失った時、子猫のライザは私たちが必要なものがわかっていました。

私が泣き始めると、ライザは家のどこにいてもやってきて、私の膝で丸くなったのです。

そして、私が落ち着くまで待っていました。

それまではペット、それも猫で、これほどこちらの必要に合わせてくれるような体験をしたことがありませんでした。

ライザの世話をして愛することで、カイリーのためになにかしら私もしているとわかったんです。

昨年の1年間、ライザがいなかったら、私たち家族が乗り越えられたかどうか、わかりません。

こんなに小さな子猫が、私たちの人生を変えてくれました。
うちの家族はライザが大好きです。

子猫の身体の中に、オールド・ソウル(古い魂。転生が多いと言われる)がいるのです。

カイリーは「ライザのめんどうをみてね」と言いました。

でも実は、「ママのめんどうをみてね」とライザにささやいていたような気がします。

(このフィルムはカイリー・マイヤーズの思い出に捧げられています)

さて、ショートフィルムのご紹介は今回でいったん終了いたします。

ご覧いただき、ありがとうございました!

ミューチュアル・レスキューのホームページには他にもすばらしいショートフィルムがアップされています。関心のある方はぜひご覧ください。

なお、それぞれのフィルムの最後のクレジットに出てきますが、スポンサーとなった個人や企業からの資金でショートフィルムは制作されています。

リンクはこちら。
https://mutualrescue.org/films/

実は私は、ミューチュアル・レスキューの団体とは無関係なのですが、ミューチュアル・レスキューのショートフィルムに込められたものを伝えたくてしかたなくなったのでした。きっかけについては、この連載の一番最初に書きました。

私が書く動物関連の記事が、動物好きな方はもちろん、動物にかかわるお仕事やボランティア活動をしている方々、動物にはまったく興味がないけど、という方々にも、読んでいただけるとうれしいです。


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英語を操り時に香りの世界や目に見えない世界のことを語るネコ大好きなひと。秘書業のかたわら翻訳・九星占術・アロマ施術/講座などもナリワイにしてきた。

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