「夢をかなえる象」
オーディブルを聞き始めた初期の頃に聞いた作品に、「夢をかなえる象」という作品があります。ガネーシャという象の頭を持つ神様が、作品中の「僕」に課題を出して成長させていくストーリーです。
この作品が人気だったためか続編が次々に現れて、今年の春には本屋さんの目立つところに新作含め一気に全巻平積みにされる状態になりました。
新しい作品を聞くたびに繰り返し聞きこんでいたので、もうそこに戻ることはないと思っていたのですが、最近ほかの作者の作品を聞いていて、二作連続で「夢をかなえる象」を評価する言葉が出てきました。ほかの作者からも良い作品と評価されているなんて、何か再び得られるものがあるのではないかと思ってここ数日で三作品聞き直しました。
今までと違って一作目からではなく、たまたま画面に先に出てきた二作目の貧乏神から聞き直したのですが、その話の終わりの方で「憧れ」という言葉が何か印象的に出てきたので、あれと引っかかりました。この作品では「憧れ」は教えや課題になかったからです。
それから一作目を聞き直し、後半もかなりクライマックスのところで「憧れ」という言葉が出てきて、こういうつながり方だったんだとやっと分かりました。
以前通しで聞いていた頃には気づかなかった言葉。目で見ているわけではなくても、全く頭に引っかかっていなかった自分に驚きました。
「憧れ」が人を動かす力になる。そんな角度から成功とか行動を起こすことを説いた本は今まで見たことがありませんでした。よく「ワクワクしながら」という文字が表紙に踊る本は見かけるけど、それは「憧れ」をウケやすくするために変化させた表現なのかしら。
私の憧れは、茶道が続いていくお手伝いを自分がすること。道具は見立てがきくけれど、抹茶は本物が残らないと替えがきかないので、本物の抹茶の美味しさを一般の方にも伝えて茶農家さんたちを応援したい。そして和菓子を通して北海道の農産品も盛り上げたい、ということです。
そんな活動をみて、茶道のさの字も頭になかった若い方が茶道に「憧れ」を抱くようになってくれたら、とても嬉しいです。
#私の学び直し
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