2020/12/12「もったいないお化けは疲れに弱い」

・土曜日。洗濯をしてから薬を貰いに病院へ行く。この時期なんだからそこまで混雑はしないだろうと高を括っていたが、入口の自動ドアが開くと待合室には既に10人程度の人が診察室に呼ばれるのを待っているのが見えた。

この時点で「どうせ30分くらいで終わるでしょう。フフン、何て効率的な休日なのかしら」と夢見ていた都合のいい未来は儚くも崩れ去った。さらば効率。

数十分待って5分診察を受けて数十分待って会計をして帰る。さらば効率。

・帰りにスーパーで買い物をして帰る。大根が1本80円。質量と値段が比例していないことに対して、本当にこれを買っても大丈夫なのだろうかと大根を持ちながら脳がしばらく躊躇する。この質量でこの値段であれば軽い戦が出来るぞ。

しばし大根の流通について思いをはせた後、脳が深く考えることを止めたので大根を買い物かごに入れる。大根はそういう世界に生きている。

・手羽元も安かったので大根と一緒に煮物にしようと思います。大根は美味しいし暖房になるので冬にうってつけです。

・家に帰ってしばらくのんびり。そのまま家でのんびりしててもいいのだけど、午前中の内に色々行動したので時間の余っている感じがある。そうこうしていると、もったいないお化けが私の背中を押し続けるので散歩に出かける。

・友に語りかけていた。ごめんな、私はお前の友ではないんだよ......

・とある家の石塀の上に何かがあった。何だこれ？もっと近づいてみよう。

・え？何？何？これ何？

・何ぃ......？

・歩き周って疲れてくるといつの間にかもったいないは私の背後からいなくなっていた。もったいないお化けは疲れに弱い。

良い感じの疲労感を枕に昼寝をしたら一日が終わってました。
こういう時にもったいないお化けが出て来てくれないのなんでなの？